株式会社電通は4日、2026年に開催される「FIFAワールドカップ2026」の国内における放送権(放送・配信を含む総合的なメディアライツ)を取得したと発表した。
4年に一度のサッカー世界一決定戦「ワールドカップ」。23回目を迎える今大会は、2026年6月11日から7月19日にかけて、カナダ、メキシコ、アメリカの3か国で開催され、48チームが出場し、全104試合が行われる。
電通は、今回の権利取得を通じて、日本国内の幅広い視聴者に世界最高峰のサッカーの魅力を、テレビ放送や動画配信サービスなど多彩な視聴方法で届けることを目指すとのことだ。
世界最大級のスポーツ大会であるFIFAワールドカップは、日本国内でも高い注目を集めている。
今回、電通は、ひとりでも多くのファンに日本代表戦を観戦してもらうことを目指す日本サッカー協会(JFA)やJリーグの想いに賛同し、放送局やOTT(動画配信サービス)事業社と連携。日本全体で大会の熱狂を共有できる体制の構築に取り組んできた。
こうした取り組みを通して、大会を主催する国際サッカー連盟(FIFA)から権利を取得するに至ったという。
計画している放送・配信体制では、日本代表戦は地上波でのライブ放送を含む複数形態での放送を予定。従来通り幅広い視聴者がSAMURAI BLUE(サッカー日本代表)の活躍を観戦・応援できる。
さらに、動画配信サービスでは、日本代表戦を含む全104試合のライブ配信を予定。これにより、開催地と日本で長時間の時差がある今大会で、視聴者が自身に合ったスタイルで試合を楽しめる環境が整い、サッカーの熱狂と感動を日本全体で共有できる体制が実現することなりそうだ。
以下はFIFAの最高ビジネス責任者(CBO)を務めるロミー・ガイ氏のコメント。
「私たちFIFAは、日本での長年にわたる電通とのパートナーシップをさらに強化できることを大変嬉しく思います。日本はFIFAワールドカップ2026への出場を最初に決めた国です。電通の革新的な取り組みにより、今回の大会では、地上波とOTTの強力な組み合わせによって試合が放送・配信され、日本のすべてのファンが大会を楽しめる充実した視聴環境が実現します」
今後も、世界的なスポーツイベントを通じて、スポーツ界やメディア、クライアント・地域・社会の継続的な成長に貢献していくと電通。
FIFAワールドカップ2026は今週5日(金)、日本時間6日(土)2時から注目の組み合わせ抽選会がワシントンD.C.で行われる。
筆者:奥崎覚(編集部)
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