オランダの名門フェイエノールトでリーグ戦14試合で14ゴールと得点を量産している日本代表FW上田綺世。
先月30日のテルスター戦では14点目となるゴールを記録した。上田のシュートは相手ディフェンダーに当たってゴールネットを揺らした。
『FC Update』などによれば、当初オランダサッカー協会は、相手選手のオウンゴールと記録していたが、上田は変更を求めたという。
フェイエノールトのロビン・ファンペルシー監督がこう話していたという。
「綺世は試合終了後にデニス・テクルーセのところに行って、自分の得点にしてもらえるように手伝ってくれないかと頼んだ。
私はそれに完全に同意する。なぜなら、10回見返したが、彼のゴールではないというのは理解できないからだ。
(相手に)ボールは軽く触れていたが、すでにゴールに向かっていた。だから、あれは綺世のものだった」
「私もアーセナル時代に同じような経験をした。自分の得点が、軽く触れたバーミンガムDFの(オウン)ゴールとされてしまった。
アーセナルに対応を求めたが、ダメだった。こういったことは常に傷になる。1点追加されるのはいいことだ、特にストライカーにとってはね」
ファンペルシー監督も、現役時代にアーセナルなどで活躍したストライカーだった。
上田はフェイエノールトのテクニカルディレクターであるテクルーセに、オウンゴールではなく自分の得点に変更できないかと要請したようだ。
それを受けたフェイエノールトはオランダサッカー協会に申し立てを行い、その結果、上田の得点に変わったという。
筆者:井上大輔(編集部)
