先日行われた抽選会において、2026年ワールドカップの対戦相手が決定した日本代表。オランダ、チュニジア、そしてヨーロッパのプレーオフを勝ち上がったチームと決勝トーナメント行きを賭けて戦うことになった。

このグループで本命と目されるオランダは、日本代表にとっては2010年大会で対戦した因縁の相手でもある。今回はその2010年において日本と対戦したオランダのメンバーを振り返る。

GK:マールテン・スケテレンブルク

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当時の所属クラブ:アヤックス

プロデビューしたアヤックスで長く守護神を務めていたスケテレンブルク。ファン・デル・サールが代表引退したため、この大会からゴールマウスを守ることになった。

2011年からはローマやフラム、モナコ、サウサンプトンなど様々なクラブでプレーし、2020年にアヤックスへと復帰。怪我の影響により2023年に引退している。

DF:グレゴリー・ファン・デル・ヴィール

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当時の所属クラブ:アヤックス

2009年にオランダ代表したばかりだった当時22歳のファン・デル・ヴィール。攻撃的な右サイドバックとしてレギュラーを掴んだ。イエローカード累積で準決勝を欠場することになったが、スペインとの決勝戦では延長を含めて120分フルでプレーしている。

2012年にアヤックスを離れてからはパリ・サンジェルマン、フェネルバフチェ、カリアリ、そしてトロントFCでプレーしで31歳で引退。一時期はRKCの練習に参加していた、再び2021年に引退を発表している。パリ・サンジェルマン時代から不安障害を持っていたと告白しており、現在はUAEのドバイに移住しているそう。

CB:ヨニー・ハイティンハ

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当時の所属クラブ:エヴァートン

アヤックスでデビューし、長くトップチームの中心的な役割を果たしたDF。サイドバックやボランチもこなすユーティリティ性と知性を備えており、180cmと決して大柄ではない体格で数々のストライカーと渡り合った。この2010年大会では全試合に出場するなどキープレーヤーの一人だった。

アトレティコ・マドリー、エヴァートン、フラム、ヘルタ・ベルリンでプレーしたあと、古巣のアヤックスに戻って2016年に引退。すぐに同クラブのアカデミーで指導者となった。今季は自身2回目となるアヤックスのトップチーム監督を務めたが、成績不振のために11月に解任されている。

CB:ヨリス・マタイセン

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当時の所属クラブ:ハンブルガーSV

ヴィレムIIやAZアルクマールで活躍し、ドイツ・ブンデスリーガのハンブルガーSVで長くプレーしたことで知られるセンターバック。ワールドカップには2006年大会に続いての参加で、このチームを率いたベルト・ファン・マルヴァイク監督にはとても重用された。

ハンブルガーSVを離れてからはマラガとフェイエノールトでプレーし、2015年に現役引退。その後はフロント業を主に務めており、古巣ヴィレムIIとADOデン・ハーグでテクニカルディレクターを歴任した。

左SB:ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト

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当時の所属クラブ:フェイエノールト

このワールドカップ予選から本大会までキャプテンを務めたベテランサイドバック。グループステージ第1節のデンマーク戦でオランダ代表100試合出場の記録を達成したほか、大会後の現役引退を表明していたにもかかわらず全試合で先発出場した。ウルグアイ戦でのスーパーゴールも記憶に新しい。

宣言通りワールドカップ終了後にスパイクを脱いで指導者に転身。フェイエノールトで各カテゴリのコーチを歴任し、2015年には監督に就任。数多くのタイトルを獲得して2019年に退任したあとは広州富力、レンジャース、ベシクタシュを指揮し、現在はリヴァプールのアシスタントコーチを務める。

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