昌子を支えた二人の副キャプテン

町田は今季、クラブ史上初の天皇杯制覇を成し遂げたが、ケガ人が続出して、なかなか勝ちきれない試合が続くなど難しいシーズンを送った。

そのようなシーズンで主将を務めた昌子。最後までチームをけん引し続けられた大きな要因に、二人の副キャプテンの存在があった。

「本当に(みんなに)支えられました。 名前を挙げたらきりがないんですが、やっぱり(中山)雄太と(下田)北斗くんですかね。副キャプテンの二人には直接感謝を言いたいです。

雄太と北斗くんは、僕が持っていない感覚でチームを見てくれていますし、ときには厳しく言ってくれます。僕の立場的に、ときにはスタッフの味方をしないといけないときがあるので、僕がちょっとスタッフ寄りというのを察知して、行動してくれる瞬間もあります」

昌子によると、自身と中山、下田は「(チームを)見ている角度が違う」という。だからこそ、三者三様の視点が歯車のように噛み合い、チームに力強い循環を生み出している。

画像: 今季、チームをけん引し続けた昌子(左)と中山(右) (C)Getty Images

今季、チームをけん引し続けた昌子(左)と中山(右)

(C)Getty Images

町田は来季に向けて再びチームを再構築していかなければならない。

それでも、昌子、中山、下田の3人がまとめるこのチームは、さらに結束力を高め、新たなステージへと歩みを進めていくはずだ。

(取材・文 縄手猟)

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