欧州で存在感を増す日本代表FW上田綺世に、フランスの名門クラブが強い視線を送っている。
オランダメディア『FootballTransfers.com』によると、今季フェイエノールトでゴールを量産する上田が、フランスの強豪リヨンの補強候補として急浮上しているという。
リヨンは深刻な得点力不足に陥っており、データ分析会社『SciSports』が算出したクラブ適合度でも、上田とリヨンの相性は83という高評価が出ている。
上田はフェイエノールト加入後、最初の2シーズンで68試合14得点と物足りなさが残ったが、今季は一転、得点能力が完全に覚醒した。
ロビン・ファン・ペルシー監督の下でスタイルが噛み合い、リーグ戦15試合で18得点と得点ランキングを席巻している。さらにUEFAヨーロッパリーグ(EL)でもゴールを記録し、欧州全体で評価が急上昇している状況だ。
その活躍ぶりはオランダ国内でも大きな話題となっており、同メディアは「フェイエノールトは久々に宝石のようなストライカーを手に入れた」と絶賛。ファン・ペルシー監督自身も「より大きなリーグでも活躍できる」と太鼓判を押している。
一方、リヨンは今季リーグ戦の総得点が21と伸び悩み、現在1トップを務めるウルグアイ代表FWマルティン・サトリアーノも公式戦14試合で3得点と苦戦が続く。
こうした状況から、冬の移籍市場で“即戦力のストライカー”を求める動きが強まっており、上田の爆発的な決定力は理想の補強ターゲットと見られている。
急成長を遂げる日本代表ストライカーへの関心はさらに加速しそうだ。
筆者:江島耕太郎(編集部)
