ジェイミー・ギッテンス

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クラブ:チェルシー
この夏にボルシア・ドルトムントからチェルシーへとやってきたジェイミー・ギッテンスは、実力を発揮できる場所を用意されていない。ここまで公式戦20試合、プレミアリーグでは12試合に出場しているものの、先発出場の機会は少ない。
EFLカップでは2試合で160分に出場して1ゴール2アシストと結果を残しているだけに、彼にとってはかなり歯がゆさを感じる時間になっているはずだ。4850万ポンド(およそ95億円)の移籍金が投じられた選手であるという点を考えれば、彼の価値が上がらない状況にあることはクラブにとっても悩ましいものだ。
エンツォ・マレスカ監督が彼のことをどう見ているのかは不明だが、ギッテンスにはとにかく出場時間が必要だ。
フロリアン・ヴィルツ

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クラブ:リヴァプール
ヴィルツがプレミアリーグのピッチに初めて足を踏み入れたとき、リヴァプールのサポーターの興奮は一気に高まった。1億1600万ポンド(およそ130億円)もの移籍金で獲得した選手であり、レヴァークーゼンを無敗優勝に導いた今をときめく天才であったからだ。
ただ、リヴァプールの今季の成績が物語るように、アルネ・スロット監督が求めているような期待通りのプレーを見せているとはいいがたい。局所的に輝きはあるものの、なんとプレミアリーグではまだゴールもアシストも記録していない。
当然ながら22歳の若さで新天地に挑戦する選手としては、多少なりとも慣れるための時間は必要になるものだが、これだけの移籍金を支払っている以上は即戦力を期待されているということ。もう少し彼には説得力が必要であろう。
