ハイコ・ヘルリッヒ(ドイツ)
当時の所属:ボルシア・ドルトムント
ドイツ代表に入ったこともある名ストライカーであったが、2000年に視覚障害を訴えて検査を受けたところ、悪性脳腫瘍に侵されていることが発覚した。
1年に及ぶ治療の末、シャルケ04とのルールダービーで復帰を果たし、ライバル同士のサポーターが共に彼の復活を祝った。
ロナウド(ブラジル)

当時の所属:インテル
世界最高のストライカーとして名を馳せたロナウド。圧倒的な初速から繰り出すゴールは豪快かつ美しかった。その爆発力に耐えられなかった膝は度々悲鳴を上げ、1999年に負った怪我は17ヶ月もの離脱を余儀なくさせた。
しかし、彼は2002年ワールドカップを前にして戻ってきた。そして世界王者のカップを掲げ、レアル・マドリーへと移籍していった。
フィリップ・ホジナー(オーストリア)
当時の所属:レンヌ
オーストリアの点取り屋として知られるホジナー。フランスのレンヌに所属していた2015年1月、彼はケルンへのレンタル移籍が間近になっていた。
ところが、その際のメディカルチェックで腎臓に腫瘍が発見され、かなり深刻な状況にあることが分かったのである。即座に手術を受け、6ヶ月の治療の末に復帰。改めてケルンへと移籍している。
ホルガー・バートシュトゥーバー(ドイツ)
当時の所属:バイエルン・ミュンヘン
バイエルン・ミュンヘンで若くして出場機会を与えられ、天才的なディフェンダーであると評価されたバートシュトゥーバー。しかし、3年目あたりから深刻な負傷に度々悩まされ、その離脱日数は1000日を超えそうな状況だ。
残念ながら現在も足首の負傷によって離脱を余儀なくされており、復帰予定は今季終了間際となっている。しかし、彼の不屈の精神は多くの人に感動を与えている。
エドゥアルド(クロアチア)
当時の所属:アーセナル
2008年2月、アーセナルでプレーしていたエドゥアルドは、バーミンガム・シティ戦でマーティン・テイラーの強烈なタックルを受けた。これによって腓骨、脛骨を折り、骨が外部に露出するほどの致命的な怪我を負った。
その後アーセナルでは結局復活を遂げられずに終わったが、シャフタールへと移籍しウクライナでプレー。チャンピオンズリーグではエミレーツ・スタジアムでゴールを決め、ファンから大きな歓声を受けた。
アンドレアス・シッカー(オーストリア)
当時の所属:SVホルン
本田圭佑がオーナーを務めているSVホルンに昨年まで所属していたことで知られるシッカー。彼は2014年11月に花火の爆発事故に遭い、両手を切断せざるを得なくなったのだ。
ホルンとの契約が満了となった後は古巣のウィーナー・ノイシュタットに戻り、アシスタントコーチを務めながらアマチュアでプレー。そして今年ついにプロでの出場を果たし、義手でプレーする世界最初のプロ選手となった。
