今季J2で4位に入り、J1昇格プレーオフで決勝に進出したものの、惜しくもジェフユナイテッド千葉に敗れた徳島ヴォルティス。

増田功作監督の退任が発表されるなど早くも来季に向けた動きが活発化するなか、クラブは17日、アカデミー・ジュニア(小学生年代)の活動について方針転換を発表した。

徳島はこれまで「選手育成」「人間形成」「地域貢献」を理念に、小学生から高校生まで一貫した育成体制を構築。ユースはプリンスリーグ、ジュニアユースはクローバーリーグで成果を上げてきた。

一方で、徳島県内では人口減少と少子化が進み、小学生年代の競技人口も減少している現状を踏まえ、今後の在り方を慎重に検討。

その結果として今回、クラブ直営のジュニアカテゴリーは、原則として2026年の新規選手セレクションを最終選考の機会とし、2029年をもって活動を終了することを決定した。

今後はスクール活動におけるスーパークラスやスペシャルクラスを充実させ、より多くの子どもたちの「個の育成」に注力するとともに、県内指導者との講習会やトレセン活動を通じて連携を強化し、地域全体で選手を育てる環境づくりを進めるとのこと。

そのうえで、ポストユース(19歳~21歳)および周辺年代の選手育成・強化を目的に、2026-27シーズンから創設される「U-21 Jリーグ」への参加も育成の観点から検討していくという。

四国勢の雄である徳島ヴォルティスは、今後も地域と協力し、徳島県からトップレベルの選手輩出と地域活性化という使命の実現を目指すとしている。

筆者:奥崎覚(編集部)

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