古橋亨梧、岩田智輝、藤本寛也の日本人3選手が所属するイングランド2部バーミンガム。
3部から昇格してきたチームは、現在24チーム中14位となっている。
そのなかで、期待の新加入FWだった古橋は、いまだにリーグ戦でのゴールがない。
30歳の古橋は、この夏に900万ユーロ(約16.5億円)ほどの移籍金で加入。8月のリーグカップで初得点を決めたが、リーグ戦ではここまで出場した19試合でゴールがなく、最近は控えが定位置になっている。
バーミンガムのクリス・デイヴィス監督は、『Birmingham Live』で、苦しむ古橋についてこう語っていたという。
「亨梧はフラストレーションを抱えている。誰よりも本人が腹を立てていることが見てとれる。
彼は本当にここに来たがっていた。フランスで苦しい数か月を過ごした後、レギュラーとしてプレーし、得点を量産して、日本代表に復帰するためにね。
(レンヌへ)移籍する前のセルティックでは素晴らしかったので、(苦しんだのは)ほんの数か月だけだった。
チャンス数でいえば、彼はかなりの数を掴んできた。決定機の数でも彼は上位にいると聞いた。
彼はそういったチャンスを活かせていない。本人はそれを分かっているし、私もそういうチャンスをものにしなければいけないと伝えた。
彼にはそれをやる実力があるし、それを見せつけてきた。ただ、彼はいまそれをやる必要がある。誰かがやってくれるわけではない。自分でやらなければいけない」
古橋は2021年から2025年1月まで所属したスコットランドの強豪セルティックでは得点を量産し、エースに君臨した。
ただ、2025年1月から半年ほどプレーしたフランス1部レンヌでは、6試合で0ゴールと失意に終わった。
バーミンガムではそこからの復活を見せるはずだったが、そうなっていない現状に本人も不満を抱えているようだ。
筆者:井上大輔(編集部)
