これまでも多くの日本人がプレーしてきたセルティックはスコットランドの強豪クラブだ。
昨シーズンは前田大然が公式戦33ゴールと大活躍し、リーグ5連覇を成し遂げた。
ただ、今シーズンは低調に喘いでおり、ウィルフリード・ナンシー新監督招聘後の5試合も1勝4敗。
前田は今夏の移籍を希望していたものの、セルティック側の都合で破談。やむなく残留することになったが、ここまで7ゴールと昨シーズンと比べると調子を落としている。
前田には1月移籍の噂もあるが、『BBC』によれば、ナンシー監督はこう話していたそう。
「彼に移籍の機会があったことは知っているが、いまは我々とともにいるし、彼はここでハッピーだ。
もちろん、我々は彼を引き留めたいし、本人もそれを分かっている。彼が残ってくれるといいね。
(前田はウィングとセンターフォワードで起用されているが)
中央でプレーをスタートさせると、サイドに流れる。サイドからプレーを始めると、ゴールに向かって走る。なので、そういった状況が重要になる。
彼は『9番(ストライカー)』としても活躍できるが、周りに選手が必要だ。ボールキープもできるが、走り込みや連係プレーが好きだからね。
ただ、戦術的に彼は本当におもしろい。なぜなら、彼がサイドにいれば、何かが起きるからね」
今シーズンのセルティックは、リーグ17試合で29得点。昨シーズンの同時期と比べると、19も得点数が減少している。
ナンシー監督は、1月の移籍市場で新ストライカー獲得の可能性を否定しなかったという。
その場合、今夏に川崎フロンターレからセルティックに加わった日本代表FW山田新の立場に影響を与えそうだ。
筆者:井上大輔(編集部)
