J1のFC東京は24日、ファジアーノ岡山に育成型期限付き移籍していたMF佐藤龍之介が、復帰することになったと発表した。
佐藤は2006年10月16日生まれの19歳。東京都西東京市出身で、小学生時代からFC東京のアカデミーで育った。世代別代表で主力を務めると、2023年8月、16歳でプロ契約を締結。16歳でのプロ入りは、久保建英以来クラブ2人目だった。
FC東京ではなかなか出場機会を増やせなかったが、今季育成型期限付き移籍したファジアーノ岡山で大ブレイク。主にウィングバックとして試合出場を重ねると、6月には日本代表にデビュー。最終的にJ1で28試合6ゴールを記録し、Jリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞した。
19歳で迎えるワールドカップイヤーに向けて去就が注目されていたなか、FC東京への帰還を決断した佐藤のコメントはこちら。
FC東京公式
「FC東京に関わるすべてのみなさん、ただいま。
ふたたび青赤のユニフォームを着てプレーできることを嬉しく思います。この1シーズンは、これまでにない素晴らしい経験をして大きく成長することができたので、みなさんの前でその姿を見せられることを楽しみにしています。
FC東京で活躍すること、タイトルを獲ることは僕の大きな目標です。そして試合に勝利してファン・サポーターの方と一緒に“シャー”で喜びを分かち合い、You'll Never Walk Aloneを歌いたいです。
強く、愛される選手をめざして戦います!応援よろしくお願いします!」
ファジアーノ岡山公式
「このたびFC東京に復帰することになりました。
1年間とは思えないほど、充実し、成長を感じる時間でした。このクラブに関わるすべての人の情熱や、常に謙虚でありながら1日1日の努力を怠らない姿勢に毎日のように刺激を受けながら過ごしていました。
結果が出ない時も含め、どんな状況にも関わらず、声援を送り続けてくれたサポーターの皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。皆さんの存在が本当に大きな力になりました。
岡山県のことを何も知らずにこの地に来ましたが、関わってくださった方々や街の雰囲気に触れ、今では心から大好きな場所になりました。
このクラブでは計り知れないほどのことを得ることができすべて自分にとってかけがえのない財産です。ここで得たものをすべて自分の力に変えてこの先もギラギラと成長し続けます。
そしてみなさんが誇りに思っていただける選手になれるよう頑張ります。本当にありがとうございました!!」
今季J1で11位に終わったFC東京は、引き続き松橋力蔵監督が指揮を執ることが発表されている。
筆者:奥崎覚(編集部)
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