支え続けてくれたお母さんにゴールで応えたい
初戦で上田西高に1-0で完封勝利した水口高は、この試合でも前線から積極的にプレッシャーをかけ、ピンチの場面では全員で身体を張って耐えしのいだ。
前半を2-1で折り返すと、後半14分、前線で相手に身体を入れてボールを奪った池口が前を向き、相手ディフェンスラインの背後へ走ったFW重田遥輝(3年、FC湖東)の足下へ、右足で絶妙なスルーパスを供給。重田がGKとの一対一を左足で冷静に決め、リードを2点に広げた。
アシストを記録したストライカーは、「今大会は、味方を生かすことを目標にしてやっています。自分で(ドリブルで)行って、最後にフリーの選手にパスを出せたので、その目標を達成したところは良かった」と振り返った。

この日、チーム3点目の得点を挙げた重田(写真中央)とアシストを記録した池口(写真左から2番目 縄手猟)
試合終盤も、池口は前線からボールを追い回し、必死の形相で戦い続けた。
「試合に出てる以上、やることはやらないといけない。応援してくれている仲間がスタンドいっぱいいるので、それを見ていたら走るしかない」
中学時代に、試合に出られなかった経験があるからこそ、スタンドで応援するチームメイトの気持ちは誰よりも理解している。
「自分も中学で(試合に)出られなかったというのもあって、悔しい気持ちは分かる。それでもスタンドで応援してくれる仲間がたくさんいるので、責任持ってやるようにしています」

前線から果敢にボールを奪いに行く池口(写真中央 縄手猟)
水口高の次戦の相手は、優勝候補の神村学園高だ。
3人のプロ内定選手を擁する強敵との対戦だが、次はゴールを決めたいと意気込む。
水口高の背番号9は、「お母さんが一番応援してくれているので、ゴールで応えたい」と力を込めて語り、「小学校の頃から毎日送り迎えしてくれたり、ご飯もこだわって自分だけ別メニューをつくってくれたこともあって、本当にずっと応援してくれた。やっぱり一番お母さん(の思い)に応えたい」と、支え続けてくれた母への感謝の思いを口にした。
水口高と神村学園高の一戦は、来月2日午後2時10分からUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで行われる。
中学時代の悔しさを糧に成長したストライカーは、次戦でチームメイト、そして母への感謝の気持ちをプレーで表現する。
(取材・文・写真 縄手猟)
