日本代表も出場する2026年FIFAワールドカップは、アメリカ・カナダ・メキシコで共催される。
『BBC』によれば、FIFAは、ワールドカップの障がい者向けチケットについての批判に晒されているという。
障がいを持つファンは、一般割り当ての最安価格帯にチケットが用意されていないため、試合観戦のためにより高い金額を支払わなければならない状況に直面している。
パーソナルアシスタント(介助者)も無料または割引料金ではなく、チケット全額を支払わなければならないと伝えられている。
一方、FIFAは、介助者と障がいを持つファンが隣同士の席を確保できる保証はないとしている。また、車椅子利用者向けにどれだけのチケットが提供されるか、そのアクセススペースの数がどれだけになるかについても不透明。
障がいを持つスポーツファンを支援する慈善団体「Level Playing Field」は、FIFAに対して3週間以上前に「重大かつ正当な懸念」を表明したものの、返答はないという。
「チケットに関するこの継続的な不確実性は容認できない。現況では、障がいを持つファンに費用とアクセスの面でギャンブルを強いるように見える。
プランニング、パーソナルアシスタント、価格設定は、障がいを持つファンにとって極めて重要な考慮事項である。
最安価格帯へのアクセスを制限し、パーソナルアシスタントに料金を課すことは、不可避な関連費用を加えることになる。
(FIFAは)この問題に対処し、サポーターと効果的にコミュニケーションを取るのではなく、単に遅延と無視に終始している」
FIFAは今大会のチケット価格が高額だと激しい批判を浴びたため、全104試合で60ドル(約9400円)のチケットを少数追加販売した。
ただ、障がいを持つファンには、そのような柔軟な対応は取られていないのが現状のようだ。
筆者:井上大輔(編集部)


