大岩剛監督のもと、U23アジアカップで大会史上初の連覇を成し遂げたU-23日本代表。
ロサンゼルス五輪世代の実質U-21代表でありながら、6試合で16得点1失点と強さを見せつけ、アジアの他国に衝撃を与えた。
高い視座で「世界」を見つめている今大会のチームにおいて、大きなインパクトを残した5名の選手を紹介する。
永野修都

2006年4月15日生まれ(19歳)
藤枝MYFC所属(※FC東京から育成型期限付き移籍)
まずは、U23アジアカップで圧倒的なパフォーマンスを見せつけ、世代屈指の守備者であることを高らかに宣言した永野修都。
トップ昇格を果たした昨季、J3のガイナーレ鳥取へ育成型期限付き移籍すると、プロ1年目ながら副キャプテンに任命。目標だったJ2昇格こそ果たせなかったが、いきなり31試合1ゴールを記録した。
怪我などで停滞する時期もあったが、もともと世代別代表の常連で日本サッカー協会の技術委員長だった反町康治氏が「遠藤航になれる」と評したほどの逸材。その危機管理能力はまさに遠藤を彷彿とさせる。
今大会はセンターバックとボランチで出場し、高い守備力や空中戦の強さ、卓越したビルドアップにボールを運ぶ力など、キャプテンの市原吏音と伍するほどの能力を発揮した。槙野智章監督率いる藤枝MYFCでのプレーが今から楽しみだ。
小泉佳絃

2005年4月19日生まれ(20歳)
明治大学所属
今大会最大のサプライズはこの男だろう。昨年末のIBARAKI Next Generation Cupでは招集外だったが、U23アジアカップに向けて唯一追加招集された小泉佳絃だ。
青森山田高校時代はキャプテンの山本虎(現・東洋大学)と強固なセンターバックコンビを組み、選手権も制していた身長190cmのDF。ところが昨秋、怪我明けの明治大学で突然右サイドバックへコンバートされると、大きな飛躍を遂げた。
今大会ではセンターバックとして培った守備能力と安定した足もとの技術を披露。同ポジションの森壮一朗も昨季J1の名古屋グランパスで台頭した好タレントだったが、大会が進むにつれて小泉の存在ばかりが目立つことになった。
ロングスローも見せるなど、日本代表の望月ヘンリー海輝のような多才さが光った小泉。大学2年生の長身サイドバックが今後どのようなキャリアを選択していくのか注目される。
