2位:ベンヤミン・シェシュコ

クラブ:マンチェスター・ユナイテッド

スカウトが彼に惚れ込む理由は一目で分かる。とにかく体が大きい。彼がピッチに立つたび、誰もが「でかいな…」と口にせずにはいられない。しかも速い。

素材としての「次のハーランド」という魅力は申し分ないが、それを開花させることは想像以上に難しかったようだ。ユナイテッドはホイルンドを放出してシェシュコを獲得したが、それは「未完の大器」を別の「未完の大器」に置き換えただけだったように見える。

本来、金満クラブの特権は「完成品」を買えることにあり、必ず結果を残せるような中堅プレーヤーを引き抜ける点にある。価値を高めて売り抜くことを考えなくていいからだ。

高い金を出してギャンブルをする必要があったのか。ホイルンド同様、シェシュコにとってこのステップアップはあまりにも早すぎたのだといえる。

1位:ヴィクトル・ギョケレシュ

クラブ:アーセナル

ギョケレシュから漂ってくるのは、かつて「早すぎた天才」と呼ばれたフランシス・ジェファーズと同じ匂いだ。才能は確かであるが、それを持て余しているのか、プレミアリーグへの適応に失敗しているのか。

プレミアリーグの歴史を見渡しても、アーセナルでのギョケレシュほど体が重く見えるストライカーは珍しい。強いて挙げるなら、マンチェスター・ユナイテッド時代に不調に喘いでいたロメル・ルカクだろう。

ポルトガルでは2年間で100ゴール近くを量産したが、結局はスポルティングCPへと移籍する前、イングランド2部で活躍した時の彼とそれほど変わっていなかった。

しかも、スポルティングで彼の後釜となったルイス・スアレスも、ギョケレシュと同じように現在は1試合1得点ペースでゴールを量産している。このコロンビア人選手も、かつてはスペイン2部を渡り歩いていた旅人に過ぎなかった選手だ。

アーセナルは「ポルトガルリーグでのゴール数」という初歩的な罠に引っかかったように見える。かつてのジャルデウ、ジャクソン・マルティネス、バス・ドスト、ダルウィン・ヌニェスのように。

※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。

筆者:石井彰(編集部)

This article is a sponsored article by
''.