J2のモンテディオ山形と総合デベロッパーの株式会社エスコンは26日、資本提携と新スタジアム構想への出資を発表した。

エスコンはクラブ運営会社の株式98%を取得してモンテディオ山形を子会社化するとともに、新スタジアム建設・運営を担う株式会社モンテディオフットボールパーク(MFP)に最大50億円を段階的に出資する。

具体的には、まずは第三者割当増資で20億円を引き受け、さらに新スタジアム竣工時に最大30億円の増資を実施するとのこと。実行は定款変更の承認が条件となる。

モンテディオ山形は今回の発表において、山形県が主体となって設立された全国的にも珍しい成り立ちを持つ歴史を踏まえ、地域と歩んできた歩みを強調。その上で、現ホームのNDソフトスタジアム山形(山形県総合運動公園陸上競技場)はピッチと観客席の距離が遠く、臨場感に課題があるほか、降雪地である山形では屋根整備など観戦環境の向上が不可欠だと説明した。

さらに今季からJリーグがシーズン移行することも見据え、冬季開催に対応できる環境整備は急務と位置付ける。こうした課題解決の具体策として2024年にMFPを設立し、新スタジアム計画を推進してきた。

計画地はNDソフトスタジアム山形がある山形県総合運動公園(天童市)の特設駐車場内。2028年8月の開業を目指し、すでに2025年10月から工事は始まっている。

画像: メインゲート 完成予想図

メインゲート 完成予想図

新スタジアムは単なる試合会場ではなく、「Rediscovery YAMAGATA(山形を繋ぐ)」をコンセプトに、県内全域の人・モノ・コトを結ぶハブとして整備。日常的なにぎわいを生む集客機能や産業育成機能、防災拠点機能も備え、交流・文化発信拠点となることを掲げている。

画像: ライブ使用 イメージ図

ライブ使用 イメージ図

画像: ワークスペース 完成予想図

ワークスペース 完成予想図

一方のエスコンは、今回の構想をスポーツを核としたまちづくりによる地域創生の好機と捉えている。

大規模事業には資金力と開発ノウハウが不可欠であり、自社のパーパス「Ideal to Real~理想を具現化し新しい未来を創造する~」のもと、理想を具現化するパートナーとして参画を決断したと説明。山形県が東北有数の県民所得水準を持つ経済基盤に着目し、スタジアムを起点に周辺エリアの価値向上や新たな事業機会創出を図る考えだ。

同社は北海道北広島市において、NPB北海道日本ハムファイターズの本拠地であるエスコンフィールドHOKKAIDO周辺開発を手掛けた実績を持ち、その知見を山形でも活用する方針。子会社のエスコンスポーツ&エンターテイメントとも連携し、モンテディオ山形の歴史と地域との信頼関係を尊重しながら、持続可能なビジネスモデル確立を目指す。

両者は、スタジアム完成をゴールとせず、地域の未来を創る長期的プロジェクトとして推進していく姿勢を打ち出している。

筆者:奥崎覚(編集部)

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