サッカー界でもこの時期話題に上ることが多い「ラマダン」。

イスラム教徒にとって最も神聖な月で、2026年は2月下旬から3月下旬ごろ(※イスラム暦の9番目の月に当たり、毎年時期が約10日ずつ早まっていく)。期間中、成人のイスラム教徒は夜明けから日没まで飲食や喫煙を断つ断食を行うことが知られている。

海外サッカーでは近年、この期間に試合中の選手が日没後に水分補給できるよう審判が一時的にプレーを止める配慮が見られ、宗教とスポーツの共存という観点からも注目されている。

そのラマダンについて、J1のガンバ大阪に所属するチュニジア代表FWイッサム・ジェバリが5日、Xに日本語で投稿。自身やイスラム教徒にとってどのような意味を持つのかを以下のように綴った。

「ガンバ大阪の素晴らしいファンの皆さん、Jリーグのすべてのサポーターの皆さん、そして日本の皆さんへ

皆さんからいただく好奇心、優しさ、そしてリスペクトに心から感謝しています。そこで、ラマダンが私、そして世界中のムスリムにとってどのような意味を持つのか、少しお話ししたいと思います。

ラマダンは、世界中のムスリム(イスラム教徒)にとってとても意味深く特別な月です。この月の間、私たちは日の出から日没まで断食をします。

日中は食べ物も飲み物も口にしません。しかし、ラマダンは単なる断食だけではありません。心を見つめ直し、祈り、自分を律し、感謝の気持ちを深める時間でもあります。

ムスリムにとって、ラマダンはクルアーン(コーラン)が最初に啓示された月であり、信仰においてとても神聖な時期です。この期間、私たちは神とのつながりをより強くし、許しを求め、より良い人間になることに集中します。

断食をすることで、空腹や喉の渇きを感じる人々の気持ちを思い出し、貧困や困難に直面している人たちへの共感や思いやりを学びます。また、食べ物や水、健康、家族など、日常の恵みに感謝することの大切さを思い出させてくれます。

ラマダンの間、ムスリムは自分の行動や心をより良くしようと努力します。より忍耐強く、より寛大に、そして自分の言葉や行動により注意を払うようにします。また、多くの人がこの時期に慈善活動を増やします。

イスラム教には「ザカート(喜捨)」という大切な教えがあり、財産のおよそ2.5%を困っている人々のために寄付します。これは、富が神からの恵みであり、それを他の人々と分かち合う責任があることを思い出させてくれます。

またこの月の間、家族やコミュニティが集まり、日没後に断食を終える食事(イフタール)を共にすることで、感謝や優しさ、そして人と人との絆が深まります。

つまりラマダンは、単に食べたり飲んだりしないことではありません。精神的な成長、自己規律、思いやり、寛大さ、感謝の気持ちを育み、より良い人間になることを目指す時間です。そして、心を清め、信仰を強め、本当に大切なものは何かを思い出させてくれる大切な期間なのです。

いつも応援と優しさをありがとうございます。日曜日に会いましょう。ラマダン・カリーム」

ジェバリは、ラマダンは単なる断食の期間ではなく、精神的な成長や自己規律、思いやりや寛大さ、感謝の気持ちを育む大切な時間だと説明。信仰を深めながら人としてより良くなることを目指す神聖な月であるとし、日本のファンやサポーターへの感謝も伝えていた。

そんなジェバリのプレーにも注目のガンバ大阪は今週末、8日(日)にV・ファーレン長崎とホームで対戦する。

筆者:奥崎覚(編集部)

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