株式会社エスコンは11日、J2のモンテディオ山形と同19日に予定していた共同記者会見を延期すると発表した。
会見は、クラブが進める新スタジアム構想や資本提携などに関する発表の場として予定されていたが、モンテディオ山形の社長による不適切発言を巡る問題を受け、開催を見送る判断となった。
両社によると、延期の理由は、モンテディオ山形の代表取締役社長である相田健太郎氏の不適切発言について一部メディアで報道がなされたことによるもの。
これを受けクラブは、事実関係の解明と再発防止策の検討を目的として、社外の専門家による調査委員会を設置することを決定した。調査委員会は社外弁護士ら複数名で構成される独立した体制とし、発言に関する事実関係の確認や原因の分析、再発防止策の提言などを行う。
調査完了の時期は現時点で未定としているが、重要な事項が判明した場合には速やかに公表するとしている。
延期となった共同記者会見は、クラブの新スタジアム計画や資本面での連携など、地域社会や関係者に大きな影響を及ぼす可能性のある事業について説明する場として準備が進められていた。こうした重要案件であることから、調査が完了し状況が整理されるまで会見を行うことは適切ではないと判断したとしている。
両社は、取材を予定していた報道関係者に対し、急な変更となったことへの理解を求めるとともに謝意を示した。
エスコンは不動産開発などを手がける企業で、スポーツ分野でも事業を展開している。プロ野球北海道日本ハムファイターズの本拠地として知られるエスコンフィールドHOKKAIDOを中心とした北海道ボールパークFビレッジの開発にも関わるなど、スポーツ施設を軸とした地域開発に取り組んできた。
今回のモンテディオ山形との連携も、クラブが検討している新スタジアム整備と地域活性化を視野に入れたプロジェクトの一環とみられている。
モンテディオ山形は現在、山形県内で新たなスタジアム整備の構想を進めており、資金調達や事業推進のパートナーとして民間企業との連携が注目されていた。今回の共同会見は、その具体的な枠組みが示される可能性があるとして関係者やサポーターの関心を集めていたが、社長発言を巡る問題への対応が優先される形となった。
調査委員会の結果や今後のクラブ対応が、スタジアム計画や企業との提携の行方にも影響を与える可能性があり、今後の動向が注目される。
筆者:奥崎覚(編集部)
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