2025年11月に日本代表デビューを飾った後藤啓介。192センチという日本人離れした体躯を持つ20歳の大型ストライカーだ。
ジュビロ磐田で17歳260日という最年少ゴール記録を樹立すると、18歳でベルギーのアンデルレヒトに引き抜かれた。
昨夏にシント=トロイデンへレンタル移籍すると、13ゴールを叩き出す活躍を見せており、欧州列強クラブから熱視線を送られる存在になった。
ただ、シント=トロイデンには買い取りオプションはなく、今シーズン終了後には保有元であるアンデルレヒトに戻る見込み。
そうしたなか、23日に行われたシント=トロイデン対アンデルレヒト戦で後藤をめぐる騒動が勃発した。
2-0でシント=トロイデンが勝利した試合後、喜びを爆発させた後藤に対して、アンデルレヒトの選手が詰め寄る事態になったのだ。
『HLN』によれば、後藤は「アンデルレヒトに戻りたいと思ったこともあったけど、チャンスをもらえなかった。出場した時にいいプレーをしても、信頼してもらえなかった。今はチャンスを与えてくれたクラブで成功しているので…もうアンデルレヒトには戻りたくない」と述べたという。
まだ契約が残っている保有元であるアンデルレヒトに対して、異例の決別宣言をした形だ。
『Voetbalnieuws』によれば、アンデルレヒトは、2028年まで契約がある後藤の移籍金として、最低でも1000万ユーロ(約18.6億円)以上を求める構えだという。
20億円ほどのオファーなら売却しうるようだが、今夏のワールドカップで活躍した場合にはさらにその金額が跳ね上がる可能性があるとも。
そのうえで、「(財政的な収入になったとしても)これほど才能のあるストライカーがスポーツ面で何ももたらさないことは、拭いきれない不満としてアンデルレヒトに残るだろう」とも伝えている。
筆者:井上大輔(編集部)



