日本人8選手が所属するシント=トロイデンは、ベルギー1部のレギュラーシーズンで3位になる躍進を見せた。

そのなかでゴールを量産してきたのが後藤啓介。192センチという日本人離れした体躯を持つ20歳の大型ストライカーだ。

ジュビロ磐田で17歳260日という最年少ゴール記録を樹立すると、18歳でベルギーのアンデルレヒトに引き抜かれた。

昨夏にシント=トロイデンへレンタル移籍すると、13ゴールとブレイクし、昨年11月には日本代表デビューも果たした。

シント=トロイデンに買い取りオプションはないため、今季終了後には保有元であるアンデルレヒトに戻る。

そうしたなか、23日に行われたシント=トロイデン対アンデルレヒト戦で騒動が勃発。シント=トロイデンが勝利した試合後に喜びを爆発させた後藤に対して、アンデルレヒトの選手が詰め寄る事態になったのだ。

ベルギーの公共放送『RTBF』によれば、アンデルレヒトOBでもある元ベルギー代表フィリップ・アルベールは、“後藤ゲート”についてこう述べていたそう。

「この反応は論理的なものだ。彼はアンデルレヒトでは必要とされていなかった。

古巣相手にゴールを決めたことを謝罪する選手よりもこっちのほうが好きだ。

彼は10ヶ月間、毎日チームメイトと練習を重ねてきたし、監督も信頼している。こういう風にゴールを祝うことに何の問題もない。

アンデルレヒトは自分たちの試合に集中すべきだった。(後藤に詰め寄った)選手は興奮していたが、彼はここにどれくらいいるんだ?

真のクラブマンといえる存在なら理解できるが、アンデルレヒトの選手がこんなことをするのはバカげている」

また、ベルギーの有名解説者も「古巣相手にゴールを祝わない選手には反吐が出る。そこにはしばしば偽善が潜んでいる」と後藤を擁護していた。

後藤はアンデルレヒトでは出場機会に恵まれなかったためにレンタル移籍を決意したという経緯がある。彼は今回の騒動後にアンデルレヒトには戻りたくないと決別を宣言している。

筆者:井上大輔(編集部)

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