株式会社Traspectは2日、新ブランド「heri:sync(ヘリシンク)」の立ち上げと、その第1弾コレクションとしてBrighton & Hove Albion FCとの公式ライセンスモデルを発売すると発表した。
コレクションには同クラブ所属の日本代表MF三笘薫が実際に着用したビジュアルが使用され、日英の文化を融合させた新たな応援スタイルを提案している。
「heri:sync」は、スポーツや伝統技術、先端テクノロジーなどを“価値ある文化(Heritage)”と捉え、その本質を抽出して別の文脈に再構築(Synchronise)することで、新たな価値を持つ“未来の文化”を創出することをコンセプトとするブランド。今回のコレクションでは、ブライトンの象徴であるブルー&ホワイトのストライプを、日本の伝統的な衣服や技法の中で再解釈し、スタジアムでの体験そのものを拡張するプロダクト群として展開する。
主力アイテムの一つである「袢纏:hanten」は、江戸時代の衣服をベースに現代的な着用感へと再設計したもの。1枚の布を無駄なく使う合理的な構造を維持しつつ、シルエットや襟幅を調整することで日常着の上から羽織りやすい仕様とした。

デザインには拡大されたストライプを大胆に採用し、観客同士が並ぶことでスタンド全体に巨大なストライプが浮かび上がるような視覚的演出を意図している。
「鞄:kaban」は、木綿素材と印染(しるしぞめ)を用いたバッグで、着物と帯の関係性を再構築したデザインが特徴。観戦時に膝上に置くことで隣席の柄と連動し、スタンドの一体感を生み出す応援アイテムとしての機能を持たせた。

「手拭:tenugui」は切りっぱなし仕様を採用し、衛生面や応急用途にも配慮した日本古来の知恵を継承。掲げることで周囲とストライプが連動し、新たな応援スタイルを創出する。

製造面では、日本各地の老舗企業の技術を結集。岩手の染工場による手捺染で「ブライトンブルー」を再現し、京都の専門家が構造面を監修、さらに福井の越前織による高密度タグを採用するなど、品質にも徹底的にこだわった。
デザインは、Central Saint Martins出身で多分野にわたり活動するshigeya miyataが担当。プロダクトから空間まで横断的に“新たな型”を提示する思想を反映している。
販売は5月2日(土)から公式サイトで開始され、Traspectは本ブランドを通じ、文化とスポーツを横断した新たな価値創造と応援体験の革新を目指すとしている。
筆者:奥崎覚(編集部)
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