8大会連続でワールドカップに出場する日本代表は、15日に本大会を戦う26人のメンバーを発表した。
佐野航大は、無念の落選となった。彼はオランダ1部NECで活躍する22歳のMF。岡山県出身でファジアーノ岡山でプロになると、19歳の若さでNECに青田買いされた。
サッカーIQの高い選手として覚醒すると、オランダリーグでも屈指のMFへと成長。この冬にはオランダの名門アヤックスなどが2000万ユーロ(約36.8億円)でオファーしたとされているが、NECはそれを断った。
佐野は昨年6月に代表デビュー。最終テストと目された今年3月のスコットランド戦で先発起用されたものの、前半だけで交代になり、本人もうまくプレーできなかったとこぼしていた。
兄である佐野海舟はワールドカップメンバー入りしたが、兄弟での選出は叶わず。
そうしたなか、オランダの有名記者ヴァレンタイン・ドリーセンは、『De Telegraaf』のポッドキャストで、佐野の落選について、こう語っていたそう。
「オランダ代表の初戦となる日本戦は今や楽勝だ。
彼を招集しなかった決定は、全く理解できない。
冨安健洋は15分もプレーできないのに、招集された。
彼(佐野)はNECのスター選手のひとり。彼が選ばれてないなんて信じられない…馬鹿げている」
2大会連続でワールドカップメンバーに選ばれた冨安は、この冬にアヤックスと契約すると、怪我による長期離脱から1年以上ぶりに復帰したが、ここまでの出場時間は7試合で計205分ほど。
一方、佐野は、NECのリーグ戦33試合に完全フル出場で、2970分プレー。フィールドプレーヤーとしてフルタイム出場しているのはリーグでも彼しかいない。
オランダでの活躍ぶりを考えると、佐野の落選は驚きのようだが、冨安と比べるのは不当だろう。
日本とオランダは、6月14日のグループステージ初戦で激突する。
筆者:井上大輔(編集部)



