「みんなの前でバチバチは見えてないけど、お互い意識はしていたと思います。
僕は明らかに意識していたので、フォルランも態度にはちょっと出てましたね。だから、あまり喋ってないです。
あまりどころかほぼ(喋らなかった)。ロッカーでも喋った記憶がない。
プレーが超一流なのは見れば分かるんですけど、セレッソという場所でフォルランであろうが誰であろうが、僕はポジションを譲るつもりもない。
本来は共存するために協力し合えればいいんですけど…ダブルエースという言葉はすごく嫌だった。
僕のパスがずれたら(フォルランが)文句言ってくるんですね、それに対して僕も文句を言う。試合中に全然意図も合わない、練習中も…。
(フォルランがピッチ外では)いい人なのかどうかも分からないくらい喋ってないです。
変なプライドが邪魔して、ちゃんと仲間として受け入れてあげられなかった。
僕はその時24歳。キャリア8年目の中堅になろうというところで、普通にキレて、『なんでフォルラン連れてきたんだ、なんで俺と同じポジションを補強すんねん』と。
ワールドカップMVPじゃないと、俺には太刀打ちできへんもんなみたいな感じで…。
(口に出して)言ってます。僕はそこからやさぐれて、面倒くさいことになっていきます」
2人にはほぼ会話がなかったそうで、フォルランとしてもやりにくかったはず。
結局、柿谷氏は2024年夏にスイスへ移籍すると、フォルラン退団後の2016年に古巣セレッソへ復帰。
一方、フォルランはセレッソで51試合で19ゴールを記録した後、2015年夏に退団した。
筆者:井上大輔(編集部)



