デクラン・ライス(アイルランド→イングランド)

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これほど物議を醸した「鞍替え」も珍しい。ロンドン生まれのライスであるが、祖父母のルーツからアイルランド代表を選択し、ユースを経てA代表でもプレー。当時はウェストハムでプレミアリーグ屈指のアンカーへと急成長を遂げていた時期だった。
しかし、A代表デビューを飾った後、ライスはイングランド代表でプレーすることを考え始める。マーティン・オニール監督(当時)は彼の決断を待つために2018年夏の招集を見送ったが、2019年1月、ライスはイングランドへの忠誠を誓った。
同年3月のEURO予選でデビューすると、今やスリーライオンズに欠かせない大黒柱となり、キャプテンマークを巻くこともしばしば。ジャック・グリリッシュに続きライスまで失ったアイルランドにとっては、あまりに痛すぎる損失となった。
フッサーム・アウアール(フランス→アルジェリア)
リヨンで鮮烈なデビューを飾ったアウアール。誰もが彼を「フランス代表の将来を担う宝石」になると信じて疑わなかった天才ミッドフィルダーだった。
しかし、その未来は別の形で結実することになる。2019年にフランス代表として招集を受けるも、怪我のため離脱。さらに次年度にも招集されたが、新型コロナウイルスの陽性反応が出たために断念。最終的には2020年に親善試合で1回プレーしたのみになった。
そして2023年に両親の母国であるアルジェリアへの変更を決断。アウアルは後に「フランスでプレーしたことを後悔している」とまで語り、「(アルジェリア連盟の)会長が手を差し伸べてくれた。それは運命のように感じられたし、巡ってきた2度目のチャンスを掴んだんだ」と心境を明かしている。
