若くして将来を期待された元プロサッカー選手の訃報が、イングランドサッカー界に悲しみを広げている。
イングランド2部のミドルズブラは、元アカデミー選手のアントニー・レントン氏が27歳で死去したと発表した。イギリスメディア『Daily Mail』によると、レントン氏は約9年にわたり白血病と闘病を続けていたという。
クラブは公式声明で、「人々に勇気を与える存在だった」と同氏を追悼。レントン氏はミドルズブラの下部組織で育ち、2017年4月に18歳で初のプロ契約を締結した将来有望なDFだった。しかし同年7月、血液がんの一種である白血病と診断され、競技人生は大きな転機を迎えることとなった。
クラブは当時、トップチームの選手たちが開幕戦前にレントン氏の名前入りシャツを着用するなど支援の姿勢を示した。その後も治療と向き合いながらサッカーへの情熱を失わず、現役続行は断念したものの、クラブのアカデミーでコーチとして若手育成に携わった。
闘病生活では幾度もの困難や後退を経験したとされるが、周囲からは常に前向きな姿勢を貫いた人物として知られていたという。今年3月には、クラブへの長年の貢献が評価され、「MFCアカデミー・アラムナイ賞」を受賞している。
ミドルズブラは声明の中で、ピッチ内外で若い選手たちの成長を支えた功績は今後も語り継がれると強調。約9年に及ぶ闘病を続けながらサッカー界に関わり続けたレントン氏の歩みは、多くのサッカーファンの記憶に残り続けることになりそうだ。
筆者:江島耕太郎(編集部)
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