日本代表として5度目となるワールドカップ出場を掴んだ39歳長友佑都は、今大会に出場する全選手のなかで9番目に年齢が高い。
最高齢は、43歳のスコットランド代表GKクレイグ・ゴードンだ。
彼が代表にデビューしたのは、20年以上前の2004年のこと。
『BBC』によれば、大ベテランとなったゴードンは、死の可能性すらあった状態からワールドカップ行きを叶えたという。
彼のキャリアはまさにカムバックの連続、逆境に立ち向かう闘いの連続だった。
足首の故障、腕の骨折、脚の骨折、膝の手術、首や肩の故障など度重なる深刻な怪我によって、およそ1975日、約200試合で欠場を余儀なくされてきた。
2012年には膝蓋腱炎を患い、選手生命を脅かすほどの重症化によって、2014年までの2年間は全くプレーできず。外科医からは引退を勧められ、歩くだけでも激痛が走ったという。
「怪我のせいで泣いたことはある。ただ、それを他人には見せないようにしているだけだ」
ワールドカップまで数か月に迫った、今年3月には脊椎専門医のもとを訪れた。治療に際しては、「麻痺や死亡する可能性もある」という説明があったという。
「(首の問題は)サッカーだけでなく、人生全体における長期的な問題になるのではないかと、間違いなく不安だった。
(プレーを続けるか)それとも残りの人生を見据えて、『子供たちと一緒に遊べるくらいの状態を保たなければならない。やりたいことを何でも一緒にやってくれる父親と育つようにしなければならない』と考えるか、どちらかだった。
(ワールドカップがなければ)昨シーズンが終わった時点で、おそらく引退していた。
(本大会出場が決まった際には)感動した。あの試合がどれほど皆にとって大きな意味を持つものだったかを考えると泣けた。今でもあの時の感動が蘇えるね」
肉体的にも精神的にも幾多の試練を乗り越えたゴードンは、「スコットランドが生んだ最も不屈の選手」、「最後まで奇跡を体現し続ける存在」と評されている。
もし、彼が今大会でプレーすれば、史上2番目の最年長出場記録になる。
筆者:井上大輔(編集部)
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