FIFA会長のジャンニ・インファンティーノ氏がメキシコで記者会見を開き、ワールドカップ開催国の一連の問題を擁護した。
メキシコ主要紙『El Financiero』によると、インファンティーノ会長は現地時間10日、メキシコシティのエスタディオ・シウダー・デ・メヒコ(旧アステカ)で記者会見を開催。
歴史的な3カ国共同開催となる今大会を「特別」と位置づけ、会場を「サッカーの神々に祝福された大聖堂」と称賛した。
しかし、インファンティーノ氏の発言には、ファンからの批判に対するアメリカ擁護の色が濃く見える。チケット価格の高騰に対し、「60ドルの最安値は北米スポーツのプレーオフで最も安い」「平均価格も500ドル以下」と市場原理を強調。
一方で、ビザ問題や審判の入国拒否など運営上の課題については「時には落ち着いて考えるべき」と述べ、ファンの懸念を軽く受け止める姿勢を示した。
拡大された48チーム制で史上最多の試合数となる今大会は、商業的な成功を収めつつある一方で、入手しにくくなった観戦機会や地政学的緊張が影を落としている。インファンティーノ氏は「サッカーが世界を結ぶ」と繰り返すが、ファン層の多様性をどう確保するかが問われそうだ。
こうした姿勢は、大会をより多くの人が楽しめるものにするための課題を、改めて浮き彫りにしている。
筆者:江島耕太郎(編集部)
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