ハイチ代表がユニフォームをめぐって思わぬアクシデントに見舞われた。
52年ぶり2度目のFIFAワールドカップに臨むハイチ代表。グループCでスコットランド代表、ブラジル代表、モロッコ代表と対戦する。日本時間14日にスコットランド代表との初戦を迎えるなか、ユニフォームの交換を余儀なくされた。『THE SCOTSMAN』が伝えた。
青色の鮮やかなハイチ代表のホームキットだが、背中側に複数人の兵士がハイチ国旗を掲げているデザインがプリントされており、国際サッカー連盟(FIFA)は1803年のハイチ独立戦争時のヴェルティエールの戦いを連想させるものだと指摘。規定によって禁止されている政治的なメッセージを含むものだとされ、11日にユニフォームの交換を強いられる事態となった。
スポーツウェア会社SaetaがデザインしたユニフォームについてFIFAは「政治的、宗教的、または個人的なメッセージやスローガン」が連想されるとして、使用を禁止。この決定を受けてハイチ代表チームの広報担当者は次のように述べた。
「誤解に基づき、FIFA関係者は連盟に対し、ヴェルティエールとハイチ国旗を掲げる独立の英雄たちを描いた画像を削除するよう要請した。ヴェルティエールは、1803年11月18日に行われた、独立につながる最後の戦いの地だ。皮肉なことに、代表チームは2025年11月18日に2025年ワールドカップの出場権を獲得した。連盟はこの件に関して(それ以上の)声明は発表しておらず、Saetaに画像の変更を求めた」
またSaeta社も声明を発表。「このユニフォームは、ハイチの未来のために日々貢献している男女への敬意を表したものであり、政治的な意図は一切なかった」としつつ、「FIFAは、特定の視覚要素が装備規定の下で異なる解釈をされる可能性があると判断し、最終的にデザインの変更を要求した。この解釈は我々の意図とは異なっていたが、サエタは手続きを尊重し、FIFAから伝えられた最終的な要求事項を実行した」と変更を承諾した。
新しいユニフォームデザインでは、プリントされていた1803年のヴェルティエールの戦いの模様が削除される予定だ。
筆者:本田建(編集部)
画像提供:Getty Images
