ワールドカップの影響力はすごい。

韓国代表FWオ・ヒョンギュは12日、メキシコで行われたチェコとのグループリーグ初戦に出場し、1−1で迎えた後半35分に決勝ゴールを記録。韓国の2−1での逆転勝利の立役者となった。

試合後に注目を集めたのは、ゴールそのものだけではなかった。京畿道・南楊州市でドジョウ汁(チュオタン)の専門店を営む両親が、息子を応援するために約3週間店を休業し、開催地のメキシコへ渡航していたことが明らかになったためだ。

店は「6月8日から30日まで韓国代表のワールドカップを応援するため休業します。私たちの息子が代表選手として出場することになり、現地で応援したいと思います」と告知。営業を一時中断して息子の晴れ舞台を見届けようとアメリカへ飛んだ。

さらに、オが決勝ゴールを決めたことで、ファンの祝福は店にも殺到。韓国メディア『スポーツ朝鮮』によると、韓国の地図アプリや口コミサイトのレビュー欄には星5つの評価が相次ぎ、「休業が長引くほど韓国が勝ち進んでほしい」「チュオタンが韓国サッカーを育てた」「家族全員おめでとう」といったコメントが寄せられたという。

オ・ヒョンギュは過去に「丈夫な体の秘訣はチュオタン」と語ったこともあり、両親への感謝を公言してきた。息子の大舞台での活躍を支え続けた家族の物語は、ワールドカップでの逆転勝利とともに韓国サッカー界を象徴する心温まるエピソードとして語り継がれそうだ。

筆者:江島耕太郎(編集部)
画像提供:Getty Images

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