日本代表は20日にチュニジアとのワールドカップ第2戦を戦う。

試合が行われるのは、メキシコのモンテレイ(グアダルーペ)で、30度近い気温になる可能性もある。

サムライブルーは本大会直前にそのモンテレイで事前合宿を行った。

『NHK クローズアップ現代』によれば、選手たちは、モンテレイでの合宿中にあえて長袖や重ね着をしてトレーニングに臨んでいたという。

その理由は、体を暑さに慣れさせるための『暑熱順化』。気温30度ほどの暑さのなかでも、厚着をしつつ、水分補給を心掛け、汗をかきやすくしていたという。

その背景には、2014年ワールドカップでの苦い経験がある。

ブラジルで開催された同大会も暑さのなかで試合が行われた。日本は気温30度近く、湿度80%近い暑さとなったコートジボワールとの初戦で、後半に失速して痛恨の逆転負け。初戦でつまづくと、1勝2敗でグループステージ敗退に終わった。

この大会では、日中の気温が20度ほどの涼しいキャンプ地を選んだものの、結果的には失敗となった。

日本サッカー協会のナショナルチームダイレクターである山本昌邦氏は、こう話している。

「(チュニジア戦は)極端な暑さが想定されるので、暑熱順化は急には進まないので、徐々に汗をかきやすい状態にしておかないと、熱中症やパフォーマンスが落ちていく。そこに慣れておくのはアドバンテージになる」

チュニジア戦の暑さに慣れておくために、あえて大会前に暑いキャンプ地を選んでいたようだ。森保一監督らスタッフ陣は、4年間で60カ所以上を視察していたとも。

また、最近ではスマートリングと呼ばれるウェアラブル機器も活用しているそう。

選手たちは寝る際に体温、睡眠深度、心拍数、脈拍、心拍変動をAIで分析する端末を指につける。

そのデータを4年以上蓄積してきたそうで、いまや「3日後に熱を出すかもしれない」と予測できるまでに精度が高まっているという。

筆者:井上大輔(編集部)
画像提供:Getty Images

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