ウズベキスタン代表の“至宝”が見せた気遣いが、敗戦後に大きな注目を集めている。
ウズベキスタンメディア『DARYO』によれば、北中米ワールドカップのグループK第1節、コロンビア戦で中継カメラマンと接触したDFアブドゥコディル・クサノフが、負傷した相手へサイン入りユニフォームを贈ったという。
問題の場面は前半34分頃に発生した。マンチェスター・シティに所属するクサノフは、コロンビア代表FWルイス・ディアスとのボール争いで全力疾走した際、勢い余ってタッチライン外へ飛び出し、そのままピッチサイドで撮影していた中継カメラマンと激しく衝突。
FIFAのメディカルスタッフが駆け付け、カメラマンは治療を受けたほか、現地報道によれば病院へ搬送されたという。クサノフ自身にはディアスへのチャレンジに対して警告が提示された。
試合後、ウズベキスタンサッカー協会の関係者はカメラマンを見舞い、クサノフのサイン入りユニフォームを手渡した。ユニフォームには「I AM SORRY(ごめんなさい)」とのメッセージも添えられており、同選手は一日も早い回復を願う言葉を送ったという。
この試合はメキシコシティのエスタディオ・アステカで行われ、ワールドカップ初出場のウズベキスタンはコロンビアに1-3で敗戦。アボスベク・ファイズラエフが同国史上初のW杯得点を記録したものの、ルイス・ディアスの1ゴール1アシストなどで押し切られた。
ウズベキスタンにとって、歴史的なワールドカップ初戦は黒星となったが、クサノフの誠実な対応は、結果とは別の形で世界のサッカーファンから称賛を集めている。
筆者:江島耕太郎(編集部)
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