ワールドカップでのメッシへの判定を巡り、対戦国がFIFAに正式な異議を申し立てる異例の展開となった。

フランスメディア『AFP通信』は現地時間20日、アルジェリアサッカー連盟は、2026年ワールドカップのグループJ初戦でアルゼンチンに0-3で敗れた試合について、「審判による不当な判定があった」としてFIFAへ正式な苦情を提出したと報じた。

AFP通信によれば、アルジェリア側が特に問題視しているのは、前半30分のリオネル・メッシのプレーだ。

メッシはDFアイサ・マンディに対し、後方からスパイクの裏を見せる形でふくらはぎ付近にタックルを行ったが、主審は警告を提示しなかった。アルジェリア連盟関係者はAFP通信に対し、「あのプレーは誰が見ても退場に値した」と主張している。

さらに同関係者は、アルゼンチン選手による肘打ちに該当するプレーが2度あったとも指摘。「いずれも退場に値する行為だった」と述べたという。

また、「明らかな事例が3つあったにもかかわらずVARは介入しなかった」として、ビデオ判定の運用にも疑問を呈した。

一方で、同関係者は「アルゼンチンが強くなかったと言いたいわけではない」ともコメント。「不正義を前に沈黙することはできない」と、抗議に踏み切った理由を説明したとAFP通信は伝えている。

この試合ではメッシがハットトリックを達成。アルゼンチンを勝利に導くとともに、ドイツ代表のレジェンドであるミロスラフ・クローゼ氏が持つワールドカップ歴代最多得点記録の16ゴールに並んだ。

アルジェリアは次戦でヨルダンと対戦し、決勝トーナメント進出への巻き返しを目指すことになる。判定を巡る議論が続く中、FIFAがどのような対応を見せるのかにも注目が集まりそうだ。

筆者:江島耕太郎(編集部)
画像提供:Getty Images

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