現在開催中の北中米ワールドカップで、日本の次なる相手は北欧の強豪スウェーデン。
そのスウェーデンを象徴する青地に黄色の十字架の国旗は、デンマークやノルウェー、フィンランドなど北欧諸国の旗とよく似ているが、それぞれに異なる歴史と意味が込められている。
北欧諸国の国旗に共通する十字架は「ノルディック・クロス(北欧十字)」と呼ばれ、中世以降に広まったキリスト教文化を象徴するものだ。
デンマーク国旗が原型とされ、そのデザインが周辺国へ広がったことで、現在の「似ているけれど違う」北欧国旗群が誕生した。スウェーデン国旗の青と黄は、14世紀から使われてきた王国の紋章や王家のシンボルに由来するとされる。
一方で、フィンランドは青と白で湖や雪を表現し、アイスランドは青・白・赤で自然環境とデンマークとの歴史的つながりを表現している。
ノルウェーも赤・白・青を採用しており、独立の歴史や北欧諸国との連帯を意識した配色となっている。各国が共通の十字架を持ちながらも色彩が異なるのは、それぞれの歴史や国家アイデンティティーを反映しているためなのだ。
そんなスウェーデンは、1958年大会のワールドカップで準優勝、1994年大会で3位という実績を持つ。現在の代表にはアレクサンデル・イサクやヴィクトル・ギェケレシュら強力なアタッカーを擁し、今大会グループFでは日本と同組に入った。
日本サッカー協会(JFA)によれば、両国のA代表の対戦成績は日本が1勝2分2敗と負け越している。
今大会のグループFでは、日本がチュニジアに4-0で快勝し、スウェーデンも初戦でチュニジアを5-1で下した。その後スウェーデンはオランダに1-5で敗れたものの、最終戦の日本戦で勝利すれば突破の可能性を残している。
日本にとっては決勝トーナメント進出を左右する重要な一戦となりそうだ。
筆者:江島耕太郎(編集部)
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