リーバイ・ストラウス ジャパンは24日、FIFAワールドカップ2026で話題を呼んでいるスタジアムのブランディングを活用したユニークなプロモーションについて発表した。
今回注目を集めたのは、アメリカ・カリフォルニア州サンタクララにある「リーバイス・スタジアム」での出来事だ。
FIFAは大会期間中、公式スポンサー以外の企業ロゴや広告を排除する“クリーンスタジアム”ポリシーを採用しており、スタジアムの命名権スポンサーであるリーバイスの名称も覆われることになった。そのため会場は大会中、「サンフランシスコ・ベイエリアスタジアム」の名称で運用されている。


ところが、文字こそ隠されたものの、リーバイスを象徴する「バットウィング」ロゴのシルエットは依然として認識可能な状態で、多くのファンやメディアが「ひと目でリーバイスだと分かる」と反応。SNSでも大きな話題となり、同社はこれを逆手に取ったマーケティング施策として展開した。
リリースでは、この出来事を「ブランド名が見えなくても認識される象徴性の証明」と位置付けている。1967年に誕生したバットウィングロゴは、ジーンズのバックポケットに施されるアーキュエットステッチから着想を得たもので、現在ではデニムカルチャーや自己表現を象徴する世界的なアイコンとして浸透しているという。
こうした背景を受け、日本国内でも連動企画を実施。リーバイス® 公式サイトが運営するリーバイス® 原宿フラッグシップストア、リーバイス® ストア大阪、リーバイス® ストア京都では、店舗外壁のバットウィングロゴをシートで覆い、『Levi’s®』の文字を隠す特別演出を展開する。ブランド名がなくても強い存在感を放つロゴの認知度と象徴性を体感できる企画となっている。

リーバイス® 原宿フラッグシップストア

リーバイス® ストア大阪
リーバイスは今回の事例について、スポーツ、ファッション、カルチャーが交差する場面で生まれた象徴的な出来事だと説明。FIFAの規定によってブランド名が隠されたにもかかわらず、むしろ世界中のファンの間でブランド認知の高さが改めて証明される結果となったと強調した。
なお、リーバイ・ストラウス社は120カ国以上で事業を展開する世界有数のアパレル企業で、Levi’s®をはじめ、DockersやBeyond Yogaなどを展開。2024年度の売上高は64億ドル(約1兆350億円)に達している。今回の“隠されたロゴ”は、ワールドカップの舞台でブランドの存在感を改めて示す象徴的な事例となった。
筆者:奥崎覚(編集部)
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