ワールドカップでスウェーデン代表と対戦する日本代表。記者会見で森保一監督の口から「ヤン・ヨンソン」という名前が出たことが現地で話題になっているようだ。

現在66歳のヨンソン氏は、スウェーデン、ノルウェー、そして日本で長く指導者として活動してきた人物。日本ではサンフレッチェ広島に在籍した経験を持っており、森保監督との縁を持つことでも知られている。

『Aftonbladet』によれば、試合前会見で現地メディアから「スウェーデンについてヨンソン氏から情報を得ようとしたのか?」と質問が飛んだという。すると森保監督は、旧友の名前を聞いて表情を明るくしたそうだ。

「ヤン・ヨンソン、いや、私にとっては“ヤンネ”です。彼が日本で仕事をしていた時には連絡を取っていました。今は連絡を取っていませんが、聞いてみるのは悪いアイデアではなかったかもしれませんね。

私が広島でプレーしていた時、彼は私の監督でした。彼からは本当に多くのことを学びました。今、彼が何をしているのか知りたいですね」

ヨンソン氏は1990年代にサンフレッチェ広島でプレーし、指導者としても在籍。さらに、2017年には再び広島を率いるために来日。退任した森保監督のあとを継ぐ形で指揮を執った。

そして、スウェーデンメディアがそのヨンソン氏本人に連絡したのは、現地時間の水曜夜10時過ぎだったという。その申し出にヨンソン氏は「大丈夫だ」と快く応じたそうだ。

「(森保監督が「あなたから多くを学んだ」と語った)彼がそう言ったの?それはとても嬉しいね。彼のチームには、少しそれを感じるところがある。バランスの取り方にね。彼は本当に良い人物だ。

試合前の時点では、スウェーデンが2-2で引き分けられれば嬉しい。今大会の内容を見る限り、日本が本命だ。もし同じ試合を10回やれば、日本がその多くに勝つだろう。日本は攻撃のバリエーションが豊富で、守備で低い位置を取る時にも我慢強さがある。

(もし森保監督からスウェーデンについて情報を求める電話が来たらどうするのか)彼はたぶん電話してこないよ。スウェーデンのことは間違いなくよく把握しているし、最近の試合も見ているはずだ。

それに、もし彼から電話が来たとしても、スウェーデン人としての心がそれを止めるだろう。もちろん私は日本のこともとても好きだ。14年間住んだノルウェーと同じように、日本は私にとって第二の故郷だ。いや、私には故郷が3つあるんだ」

3つの国に縁を持つヨンソン氏。弟子でもある森保一監督が率いている日本と、故郷の一つであるスウェーデンの激突は、彼にとって特別な一戦になるだろう。

筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images

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