北中米ワールドカップ・グループGで、惜しくも3位での敗退となったイラン代表。
アメリカの政治専門メディア『POLITICO』は現地時間6月30日、国土安全保障省のマークウェイン・マリン長官が、イランが1次リーグで敗退したことを喜ぶ発言をしたと報じた。
同長官はワールドカップのセキュリティ関連のブリーフィングで、イランについて「彼らがもう戻ってこないことになり、本当によかった。喜びのダンスを踊る」などと述べたという。
イラン代表は今大会、アメリカとイランの緊張関係を背景に厳しい移動制限を受けていた。当初予定されていたアリゾナ州でのキャンプがメキシコのティフアナに変更され、第2戦までは試合前日のアメリカ入りしか認められないなど、特別な扱いとなった。
マリン長官はこうした対応に時間を要したと説明し、他のチームと比べて格段に手間がかかったと指摘。「彼らのビザを無効にした時もとても嬉しかった」と語り、歌を歌ったりダンスをしたりしたという。
『POLITICO』によると、長官の発言はワールドカップ開催中のセキュリティ業務を担う立場から出たもので、同長官はイラン側がIRGC(イスラム革命防衛隊)とのつながりが疑われる人物の入国を試みた疑惑も背景にあると明かした。
一方、イランサッカー連盟はこうしたアメリカ側の対応を「敵対的」と批判しており、大会を通じて政治的な緊張が影を落としていた。
筆者:江島耕太郎(編集部)
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