ドイツ代表を巡る混乱が、ワールドカップ敗退から数日で新たな局面を迎えている。
ドイツメディア『Sport1』は現地時間2日、ドイツサッカー連盟(DFB)がユリアン・ナーゲルスマン監督に対し、解任ではなく自主的な辞任を促していると報じた。
ドイツは北中米ワールドカップのラウンド32でパラグアイにPK戦の末に敗れ、ベスト32敗退。2018年ロシア大会、2022年カタール大会でのグループステージ敗退に続き、3大会連続で期待を大きく下回る結果となった。
報道によれば、DFB首脳陣は組織としての結束を示すとともに、ナーゲルスマン本人の名誉にも配慮し、解任ではなく自ら身を引く形を望んでいるという。
オランダ代表を率いていたロナルド・クーマン監督がモロッコ戦敗退後に辞任を表明したケースも参考例として挙げられている。
一方で、最大の理由は財政面とされる。ナーゲルスマン監督は2028年夏まで契約を残しており、年俸は約700万ユーロ(約13億円)と推定される。
解任となれば約2年分の給与支払いが発生する可能性があり、早期敗退でFIFA賞金を逃したDFBにとって大きな負担となる。そのため、自主退任と引き換えに年俸1年分程度の退職金で合意する案も浮上しているという。
後任候補としては香川真司、遠藤航、南野拓実ら多くの日本人選手を指導したユルゲン・クロップ氏の名前が取り沙汰されている。
しかし、現在クロップ氏はレッドブルで幹部を務めており、高額な年俸や契約条件が障壁になる可能性も指摘されている。
なお、ナーゲルスマン監督本人は大会敗退後、「DFBが望むなら2028年まで続けたい」と辞任を否定しており、今後はDFBとの協議の行方が注目される。
筆者:江島耕太郎(編集部)
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