今ワールドカップのグループステージで日本代表と対戦したチュニジアは、3連敗で大会を去った。
スウェーデンとの初戦に1-5で大敗するとサブリ・ラムーシ監督を電撃解任し、エルヴェ・ルナール新監督を急遽招聘するも日本に0-4で完敗。オランダにも1-3で敗れ、今大会ワーストタイとなる12失点を喫するなど醜態をさらした。
『Daily Mail』によれば、そのチュニジア代表の8選手から禁止薬物の痕跡が検出されていたという。
世界アンチドーピング機関(WADA)の禁止リストに掲載されているクレンブテロールが検出されたとのこと。
クレンブテロールは肺の気道を拡張させる作用があるとされている。また、ボディビルダーが除脂肪筋肉量を維持しつつ、体脂肪を減らすために使用されてきたとも。
ただ、当局はその後、パフォーマンス向上を目的としたものではなく、合宿先のメキシコで口にした肉が汚染されていたことによる可能性が高いと結論づけたという。メキシコを含む一部の国では、クレンブテロールを家畜の成長促進剤として、特に牛の肥育に用いられているそう。
当該選手所属クラブには状況が伝えられるものの、さらなる処分が下される可能性は極めて低いとのこと。
2022年にWADAは、尿中でのクレンブテロールの検出濃度が5ng/mL未満の場合、直ちに深刻な「異常分析所見」とみなされるのではなく、「非定型所見(ATF)」として報告されるとした。
その場合、検出された物質が汚染された食肉に由来するものかどうかを特定するための調査が行われ、それが原因であると判明すれば、それ以上の措置は講じられない。今回のチュニジアもATFと判断されたとのこと。
アラビア語圏のメディアもこの一報を伝えているが、まだ続報は入っていない。
筆者:井上大輔(編集部)
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