ワールドカップやEUROなど世界が注目する大会は、選手にとっては脚光を浴びるためのショーケースでもある。高いレベルで印象的なプレーを見せた者は、すぐに大きなクラブの目にとまり、多額の移籍金で買い取られていく。
今回は『90min』から「ワールドカップやEUROなど国際大会のあとに行われた最高の移籍」をトップ6に絞ってご紹介する。
6位:ゲオルゲ・ハジ(ブレシア→バルセロナ)
1994年ワールドカップ後に行われたゲオルゲ・ハジのバルセロナ移籍は、「ビッグトーナメントでの活躍は、一夜にして選手の評価をエリートの座へと返り咲かせる」という事実を改めて知らしめるものだった。
当時のハジはレアル・マドリーでのプレーを経てブレシアへ移籍しており、欧州トップレベルでのキャリアはもう終わったと見る者も少なくなかった。しかし、そこにアメリカW杯がやってくる。ルーマニア代表として臨んだハジは、まさに圧巻のパフォーマンスを披露した。
その卓越したテクニックにより、ハジはルーマニアを大会で最も魅力的なチームの一つに仕立て上げた。これにバルセロナが即座に反応し、彼をスペインの地へと呼び戻した。
5位:ジウベルト・シウヴァ(アトレチコ・ミネイロ→アーセナル)
2002年W杯において、ジウベルト・シウヴァは本来主役になるはずの選手ではなかった。しかし、ブラジル代表の主力に怪我が相次いだことで守備的MFのポジションに抜擢されると、全試合にフル出場してセレソンの優勝に大きく貢献した。
ロナウド、リヴァウド、ロナウジーニョの「3R」が脚光を浴びたチームの中で、ジウベルト・シウヴァは完璧なバランスをもたらした。攻撃的な選手を支えるように守備を固め、ボールを回収しては攻撃陣に自由を与えた。
アーセン・ヴェンゲル監督はその「静かなる統率力」の価値をいち早く見抜き、アトレチコ・ミネイロから彼を引き抜いた。これは結果的にヴェンゲルが手掛けたビジネスの中でも、最も賢明なものの一つとなった。
