富士フイルムは6月19日、J2の藤枝MYFCとユニフォームパートナー契約を締結したと発表した。
これまでクラブのオフィシャルパートナーとして支援を続けてきたが、新たに2026-27シーズンからゴールキーパー用ユニフォームの胸部に同社ロゴを掲出。クラブ支援をさらに強化するとともに、ホームタウンである静岡県中部地域の活性化と社会発展への貢献を目指す。

藤枝MYFCは「サッカーを通じて人と人をつなぎ、地域とともに成長する」という理念を掲げるクラブで、今年就任した槙野智章監督のもとで新たな挑戦をスタートさせている。富士フイルムはその理念に共感し、ユニフォームパートナーという形でクラブの飛躍を後押し。選手たちの活躍を通じて地域に笑顔と活力を届け、スポーツの持つ力で地域の未来をより豊かなものにしていきたい考えだ。
今回の契約の背景には、富士フイルムが藤枝MYFCのホームタウンの一つである静岡県榛原郡吉田町に大規模な研究開発・生産拠点を構えていることもある。
同社は半導体材料やディスプレイ材料、グラフィック材料の開発・製造を行っており、とりわけエレクトロニクスマテリアルズ事業では2025年11月に開発・評価用の新棟を稼働。AIデータセンター向けをはじめ需要が拡大する先端・次世代半導体材料の開発体制を強化し、高品質な製品の安定供給と事業拡大を進めている。
クラブと同様に「挑戦」と「成長」を続ける姿勢を共有し、地域経済の発展にも貢献していく。
吉田町を中心とする志太・榛原地区には多くの富士フイルム社員やその家族が暮らしているとのことで、ユニフォームに企業ロゴを掲げて戦う選手たちの姿は、従業員にとっても大きな誇りとなる。クラブを応援することが地域への愛着や一体感の醸成につながることも期待されている。
富士フイルムの岩﨑哲也取締役常務執行役員エレクトロニクスマテリアルズ事業部長は、新たなシーズンを迎える藤枝MYFCをユニフォームパートナーとして応援できることを喜び、「まだ見ぬ景色を目指して挑戦するクラブを全力で支えたい。サッカーを通じて地域の皆さまと感動や喜びを分かち合い、未来をともに切り拓いていきたい」とコメントした。
富士フイルムグループは「地球上の笑顔の回数を増やしていく。」をグループパーパスに掲げ、ヘルスケア、エレクトロニクス、ビジネスイノベーション、イメージングの4事業を世界で展開している。今回の契約は企業活動と地域スポーツを結び付ける取り組みとして、藤枝MYFCとともに地域社会のさらなる発展を支える象徴的なパートナーシップとなりそうだ。
なお、Jリーグでは、フィールドプレーヤーとゴールキーパーで別のユニフォームスポンサーを掲出することが認められており、2024年に清水エスパルスが初採用している。
筆者:奥崎覚(編集部)
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