佳境を迎えているワールドカップ。10日には準々決勝でベルギーとスペインが激突した。
1-1で迎えた後半25分、ベルギーが誇る世界的守護神ティボー・クルトワは、交代を余儀なくされると思わず涙…。
ベルギー紙『Sporza』が「彼がこれほど感情を露わにする姿はめったにない」と驚く光景だった。
34歳のベテランは、その前に左太ももを抑えてピッチに座り込むシーンがあった。
交代投入された24歳のGKセネ・ラメンスは、終了間際に相手のシュートを弾くとそのこぼれ球を押し込まれて失点。
フリーでシュートを打たせてしまったこと自体に問題があったが、これが決勝点となり、1-2で敗れたベルギーは、敗退が決まった。
『Sporza』によれば、クルトワ本人はプレー続行を望んでいたものの、ルディ・ガルシア監督が交代を決断したという。
「試合中、特に後半は調子がよかった。だけど、2本目のゴールキックを蹴った際に大腿四頭筋に少し痛みを感じた。
自分はゴールマウスに立つことはできるけれど、もうボールを蹴り飛ばすことはできないと伝えた。
ただ、監督からこう言われた。『100%でないなら、交代させる』と。
自分はもう少しプレーしようとしたが、監督はすでに交代を決めていた。問題はない、当然ながらチーム優先だからね。
(試合後にラメンスを)僕らGK陣で抱きしめた。彼にとってとても残念なこと。セネは将来有望な並外れたGKだからね。
こういう瞬間で人は強くなれる。受け入れがたいだろうけれど、これで彼を定義すべきではない。これもサッカーの一部だ」
ゴールキックを蹴ることができないような太ももの状態だったようで、涙しながらも指揮官の交代を受け入れたとのこと。そのうえで、ラメンスを擁護していたようだ。
勝ったスペインは準決勝でフランスと対戦する。
筆者:井上大輔(編集部)
画像提供:Getty Images




