J3の福島ユナイテッドFCは14日、2026/27明治安田J3リーグ第24節・ツエーゲン金沢戦を「MUFG THE国立DAY」として、MUFGスタジアム(国立競技場)で開催すると発表した。

試合は2027年2月27日(土)に予定されており、同日に行われる2026/27明治安田J1リーグ第23節・川崎フロンターレ対FC町田ゼルビア戦に続く第2試合として実施。Jリーグが新たな興行スタイルを検証するための試験的な取り組みで、リーグ史上初となる“ダブルヘッダー開催”となる。

両試合のキックオフ時刻は12月上旬、チケット販売や観戦ルールなどの詳細も後日発表される予定だ。

今回の開催実現の背景には、福島ユナイテッドと川崎フロンターレの強固な協力関係がある。両クラブは2024年に選手育成やチーム強化を目的とした業務提携を締結し、人材交流やスカウティング情報、強化ノウハウの共有を進めてきた。今年2月には提携期間を2028年6月まで延長しており、大関友翔や松長根悠仁、由井航太ら育成型期限付き移籍選手の成長など、具体的な成果も生まれている。

福島ユナイテッドの小山淳代表取締役CEOは、「2月から3月初旬は積雪などの影響で雪国クラブにとってホームゲーム開催が難しい時期」と説明し、提携先である川崎フロンターレの理解と支援、さらにJリーグをはじめとする関係者への感謝を表明した。

また、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から15年という節目を迎える中、この国立開催を通じて、日本初の本格的な木造スタジアム構想や地域の未来づくり、そして60歳の還暦を迎えるカズこと三浦知良とともに挑戦を続けるクラブの姿を全国、そして世界へ発信したいとの考えも示した。

困難を乗り越え、復興から創造へ歩みを進めてきた福島の姿と、年齢を重ねても挑戦を続けるカズの姿勢を重ね合わせ、「還暦」という“生まれ変わり”の節目を、新たな未来へ踏み出す一戦にしたいと意気込みを語っている。

Jリーグにとっても、国立競技場で異なるカテゴリーの公式戦を同日に開催する初の試みとなり、新たな観戦体験の創出や地方クラブの魅力発信につながるモデルケースとして注目を集めそうだ。

筆者:奥崎覚(編集部)

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画像提供:Getty Images

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