J2の大分トリニータは15日、2026-27シーズンのユニフォーム前面裾スポンサーとして、台湾・台中市に本社を置くドローン関連企業、CRG昶瑞機電股份有限公司と新たにスポンサー契約を締結したと発表した。
ユニフォーム前面裾は2026-27シーズンから新設された広告掲出箇所で、同社の企業ロゴが掲出される。台湾企業がJリーグクラブのユニフォームスポンサーを務めるのは初めてとなる。
CRG昶瑞機電は、ドローン向け動力システムや電子速度コントローラー(ESC)の開発・製造を手掛けるほか、DCモーターシーリングファンなども展開する企業で、製品は世界各国に供給されている。
近年は日本市場への進出を加速させており、2024年から3年連続で国際展示会「Japan Drone」に出展。その際、大分県ドローン協議会との交流を重ねたことも、今回の提携につながるきっかけとなった。
同社の楊偉成総経理は、「今回のパートナーシップは、日本のプロサッカークラブを支援するだけでなく、グローバルブランド『CRG』の日本および国際市場での認知度向上を目指すもの」と契約の狙いを説明。「台湾が誇る高品質な製造技術と革新的なテクノロジーをより多くの人に知ってもらい、さらなる産業連携の機会を創出したい」と述べた。
さらに、「大分トリニータとの提携を通じて、スポーツ、テクノロジー、地域産業を融合させ、大分県とのパートナーシップをより強固なものにしたい」と強調。日台のドローン産業における連携を深め、新たなイノベーションやビジネスチャンスを生み出し、双方が持続的に発展できる関係を築いていく考えを示した。
大分トリニータは約3年前から台湾・台中市でサッカー教室の開催や地元クラブとの提携、スクール開校など交流を進めており、その活動を通じて今回の縁が実現したという。
クラブは、大分県が物流やインフラ点検、農林水産業などでドローン活用を推進していることから、今回のスポンサー契約をスポーツ支援にとどまらず、地域産業の発展や日台交流を促進する新たなモデルケースとして位置付けている。
筆者:奥崎覚(編集部)
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