Jリーグは14日、バーコン株式会社と香港における「Jリーグリージョナルパートナー」契約を締結したと発表した。2026年7月に新設されたリージョナルパートナー制度では初の契約案件となり、香港市場を起点とした海外戦略とインバウンド事業を本格的に推進していく。

Jリーグは近年、海外戦略の新たな柱として、海外から日本を訪れるサポーターのスタジアム来場促進に取り組んでいる。その中でも香港は、訪日外国人によるJリーグ観戦者数が最も多い地域の一つであり、日本との直行便が充実していることから、重点市場として位置付けられている。今回の提携は、そうした香港市場での認知拡大と来場促進をさらに加速させることが狙いだ。

パートナーとなるバーコンは、日本と香港に拠点を持ち、香港で高い知名度を誇る華語圏最大級の訪日情報メディア『LikeJapan(喜愛日本)』を運営。日本の観光情報やグルメ、カルチャー、最新トレンドなどを記事や動画、SNSを通じて発信しており、多くの香港ユーザーに支持されている。

Jリーグは、この発信力を生かして香港のサッカーファンへリーグや各クラブの魅力を伝え、日本での試合観戦につなげていく考えだ。

両者は今後、LikeJapanを通じたJリーグやJクラブの情報発信をはじめ、香港でのイベント開催、さらにEC事業でも連携する。スタジアム観戦だけでなく、グッズ販売など新たなビジネス機会を創出し、香港とJリーグを結ぶ接点を広げていく方針である。

バーコンは、「LikeJapanはJリーグと緊密に連携し、より魅力的な情報を香港の読者へ届ける」とコメント。「Jリーグをより身近に感じてもらえる施策を展開し、熱気あふれる試合観戦だけでなく、日本各地の開催都市ならではの地域の魅力も体感できる機会を提供したい」としている。

Jリーグは今回の取り組みを、海外市場での成功モデルケースとして確立することを目指しており、香港で得られた知見を他の国・地域へ展開することで、海外ファンの拡大やインバウンド需要の取り込み、さらには新たな収益基盤の構築につなげていく考えだ。

筆者:奥崎覚(編集部)

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画像提供:Getty Images

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