北中米ワールドカップで数々の物議を醸したドナルド・トランプ米大統領が、早くも“次の開催”に意欲を見せた。

アメリカの政治メディア『POLITICO』は現地時間7日、トランプ大統領がワールドカップ決勝を前にニューヨークで行われたFIFAのレセプションで、「今度はカナダとメキシコを外して、またアメリカで開催すべきだ」と発言したと報道。

さらに、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長から、アメリカと中国の共催案まで提案されたと明かした。

今大会のアメリカ開催を巡っては、トランプ政権の対応が世界中から批判を浴び続けた。

イラン代表関係者への入国・ビザ問題をはじめ、各国サポーターや大会関係者が厳格な入国審査の影響を受け、人権団体からは「史上最も包括的な大会」というFIFAの理念とかけ離れているとの指摘も相次いだ。

さらに、アメリカ代表FWフォラリン・バログンの退場処分を巡っては、トランプ大統領自らがインファンティーノ会長に電話で異議を申し立て、その後FIFAが異例の出場停止取り消しを決定。

UEFAなどから「競技の公平性を損なう」と強い反発を招き、政治介入との批判も噴出した。

そうした数々の騒動を経てもなお、「またアメリカで開催したい」とアピールしたトランプ大統領。

サッカーの祭典は世界を一つにする舞台であるはずだが、その理念よりも政治色が前面に出るようでは、2038年大会の招致を歓迎できるファンは決して多くないだろう。

筆者:江島耕太郎(編集部)
画像提供:Getty Images

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