ドイツ・ブンデスリーガの強豪として知られるボルシア・ドルトムントは、今夏行っているプレシーズンの日本ツアーで大きな収益を得る見込みだという。
『Bild』が伝えたところによれば、ドルトムントは今回の来日によって500万ユーロ(およそ9億2000万円)の収益が得られる見込みであるとのこと
主な収入源となるのは、セレッソ大阪、FC東京と行う親善試合の開催収入だ。さらにツアー中のスポンサー関連イベントへの出演料なども、クラブの収益に加わるという。
ドルトムントの日本ツアーは7月26日から8月2日まで行われている。同クラブが日本を訪れるのは、2015年、2017年、2024年に続いて4度目で、今回は「BVB EVONIK Japan Tour 2026」として大阪と東京を訪れる。
先日は日本ツアーの初戦としてセレッソ大阪と対戦。相手にはドルトムントで一時代を築いた元日本代表MF香川真司が所属しており、かつての人気選手との再会というドラマも大きな話題になった。
なお、両クラブは若手選手の育成や国際交流などで協力する方針を示しており、今回の親善試合も単なるプレシーズンマッチではなく継続的な関係をアピールする機会となった。
さらに同じく『Bild』によれば、ドルトムントの経営陣は来日中に日本企業との新たなスポンサー契約に向けても動いているという。
交渉相手として名前が挙げられているのは、パナソニックや三菱などの大手企業。協議されている契約は年間数百万ユーロ規模になる可能性があると伝えられている。ただし、これらについてはクラブや各企業から正式な発表はなく、現時点ではメディア報道の段階であるようだ。
今回の遠征については、スポーツ面よりもマーケティング面での意味が大きいと考えられている。ワールドカップに出場した選手の休暇や負傷によって、複数の主力が来日メンバーに入れないという状況もあり、ニコ・コヴァチ監督も「純粋なチーム強化という点では難しい部分がある」と説明していた。
一方で経営陣は日本を重要な海外市場と位置づけているとのこと。試合による短期的な収入だけでなく、ファンの拡大、グッズ販売、現地企業との提携を進めることで、長期的なクラブ価値の向上につなげる狙いがあるようだ。
ドルトムントは8月1日、東京のMUFGスタジアム(国立競技場)でFC東京と対戦する。キックオフは午後7時に予定されている。
筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images
