中央大学は2日、2027年4月に開設するスポーツ情報学部の客員教授として、前Jリーグチェアマンで現日本バドミントン協会会長の村井満氏と、サッカー日本代表元キャプテンの吉田麻也を招へいすると発表した。

スポーツ界の第一線で培われた両氏の実践知を教育現場に還元し、スポーツビジネスを牽引する人材の育成につなげる。

新設されるスポーツ情報学部は、スポーツを題材に「AI・データサイエンス」と「ビジネス」を文理横断的に学ぶ学部。多摩キャンパスに設置され、スポーツ情報学科にデータサイエンスコースとスポーツビジネスコースを設け、1学年295人を受け入れる。「スポーツビジネス実践」では、企業や地域団体との連携によるPBL型教育も展開する。

村井氏は「スポーツ統括団体(リーグ・協会)経営論」を担当。2014年から8年間Jリーグチェアマンを務め、デジタル戦略の推進や放映権料の大幅増額など組織改革を進めた経験を生かし、競技力向上、ファン獲得、社会貢献、財政基盤、人材戦略、データを活用したデジタル戦略など、リーグ・協会経営の実践を講義する。

一方、吉田は「スポーツ代理人・マネジメント論」を担当する。欧州主要リーグやMLSでプレーし、日本代表でも長年キャプテンを務めた経験を背景に、代理人の役割や契約・移籍交渉、FIFAのルール、デジタル移籍システム、データに基づく選手評価、アスリートのブランド構築などを扱う。

開設準備室の渡辺岳夫室長は、理論だけでなく課題解決には実践的な知識やスキルが不可欠だと説明。豊富な経験を持つ両氏から「実践知」を学ぶことで、学生の課題発見・解決能力を育成することへの期待を示している。

筆者:奥崎覚(編集部)

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