この夏にサウサンプトンからイタリア・セリエAのカリアリへと期限付き移籍することになった日本代表DF菅原由勢。クラブ初となる日本人選手の加入とあって、現地でも注目を集めている。

今回、その菅原由勢がカリアリのクラブ公式チャンネルでインタビューに応じ、様々な質問に対して以下のようにコメントしていた。

「ここにいられてとても嬉しいですし、光栄です。サルデーニャはとても素晴らしい街だと聞いていますし、夏のビーチや食べ物などを楽しみにしています。

セリエAは小さな頃から行きたいと思っていたリーグです。長友佑都、本田圭佑、中田英寿など、日本人の有名選手がプレーした場所です。

決断は素早く下さなければならない状況でした。移籍マーケットが閉まる2日前のことでしたから。ただ、簡単な選択でした。オファーを貰ってからすぐにイエスといいました。それにとても満足しています。

カリアリはサルデーニャ島のシンボルですし、人々はこのクラブを応援することを愛している。まるで代表チームのように。セリエAの偉大なチームの一つです。

いつも太陽が見られますし、素晴らしい天気に恵まれている街です。チームメイト、スタッフ、ファンがみんな礼儀正しく、とても前向きで親切でした。何もネガティブなことはありません。パンテリコス・ハツィディアコスとは同じ代理人なので、サルデーニャやカリアリのことについて聞きましたが、彼にはいいことしか話していませんでした。

監督とはあまり話す時間がありませんでしたが、彼もカリアリのことについて称賛していましたし、チームが本気で僕を求めていると言ってくれました。したがって決断は簡単でした。

いくつかのメディアが書いていたように、僕は攻撃的な選手で、ビルドアップに自信があり、中でも外でもプレーでき、ボールを持てる。それが僕のストロングポイントです。クロスやラストパス、チームのために戦うところ、試合やデュエルに勝ちたい気持ち、チームへの情熱が武器です。いずれにせよ、どんな仕事を与えられても、クラブのために全力を尽くします。ベストポジションはサイドバックですが、攻撃的にも振る舞うことができます。

正直に言えばもっと成長できるところはあります。完璧なプレーヤーではありません。守備も攻撃も伸ばしたいです。セリエAは守備での戦術的な部分も学ばなければなりません。

選手としては違った国での経験は素晴らしいものです。これまでプレーした3つの国もそれぞれ異なったものがありました。一人の人間としてもいい経験でした。たくさんの国の選手や人と話し、文化や言語を学びました。最初は全く話せませんでしたが、英語やオランダ語、少しだけドイツ語を習得して、イタリア語の勉強も始めました。僕の世界は大きく変わりました。今や4つの言語を話せます。世界中に多くの友達を作れます。

ワールドカップは世界中の子どもたちがみんなプレーしたいと思うほど、最大の大会です。僕もサッカーを始めたころからあのピッチに立ちたいと思っていました。オランダ相手にピッチに立ったことは、キャリアで最も大きな思い出です。忘れられない夢の実現でした。

セリエAに来られたことは大きな意味を持ちます。ヨーロッパ以外の国からは2人しか獲得できないルールなので、加入するのも非常に難しいです。イタリアに行きたいと代理人には話していましたが、簡単ではありませんでした。

カリアリには感謝したいです。少なくない予算を使ってくれましたし、今季セリエA唯一の日本人選手にしてくれました。一人しかいないので、強いインパクトを残さなければなりません。もし僕が良いプレーをすれば、日本人の印象は良くなるでしょうし、新たな日本人選手を獲得したくなるはずです。

ご存知の通り、中田英寿は日本における最大のトピックのひとつでした。彼はスクデットを獲得しましたし、ユヴェントス相手にゴールも決めました。彼らはまだ中田のことを話しています。それは僕にとっても大きな出来事でした。彼のようなことを成し遂げるのは難しいですが、いつかあのようになりたいです。

(オリー&ベンジー:キャプテン翼について)もちろん小さなころから見ていました。一番有名なサッカーアニメですから。まさかイタリアでここまで有名だとは知りませんでした。何人かのスタッフにもキャプテン翼のことについて聞かれましたよ。みんな知ってるんですね。

チームメイトやスタッフが日本のことを聞いてくるのは嬉しいです。食べ物やアニメ、文化、街のことなど。日本とイタリアはとてもいい関係を持っています。サッカーのピッチの上でも同じような関係を作っていきたいですね。もし関係がなかったら、イタリアの方々がキャプテン翼を知ることもなかったでしょうから」

今季イタリア・セリエAで唯一の日本人選手となった菅原。冨安健洋がボローニャからアーセナルへと羽ばたいていったように、カリアリで価値を高めることができるだろうか。

筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images

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