イングランド2部バーミンガム・シティから東京ヴェルディへの期限付き移籍が決まったMF藤本寛也。昨夏にポルトガルのジウ・ヴィセンテから加入したものの、イングランドでの1年は思うように進まなかったようだ。

『Birmingham Live』によると、バーミンガムのクリス・デイヴィス監督は、出場機会を与えられなかった責任を認めつつ、プレシーズンでの負傷が大きな転機だったと明かしているようだ。

藤本は昨夏バーミンガムと3年契約を結んだ。ポルトガルでの実績を買われての加入だったが、初年度の公式戦出場は8試合、プレー時間は141分にとどまった。それでも今夏のプレシーズンには、復活の兆しが見えていたという。デイヴィス監督はこう振り返っている。

「選手を獲得しても、あまり試合に出場させられなかった場合、その責任はもちろん私にもある。獲得を決める時には私も関わっているのだからね。

寛也の場合は、本当に最悪のタイミングで負傷してしまった。実際、彼自身も、そして私も彼に対して最も自信を持っていたのが、このプレシーズンだったんだ。

トップ下として継続的に試合に出場し、バルセロナとの試合でもプレーした。シーズン開幕から起用できるかもしれないというところまで、すべてがうまく進んでいた。

しかし、そこでハムストリングを痛めてしまった。それが彼にとって大きな打撃となり、私はその後、別の選択肢を採ることになった。

ただ、彼は素晴らしいプロフェッショナルだった。これ以上できることはなかったと思うくらいに、毎日懸命に取り組み、私の決断やチームの文化に対しても非常に敬意を払ってくれた。

ただ、最終的にはベンチから誰かを投入する場面で、私は別の選手を選ぶようになっていた。彼自身も試合に出ることを望んでいたので、今回の移籍が決まった。彼の幸運を願っているよ。

とはいえ、彼は期限付き移籍だからね。この先どうなるかは誰にも分からない。将来、何が起きるか分からないから」

藤本は今月初めに登録された25人のメンバーに含まれていたため、今回の移籍で選手枠が一つ空くことになる。ただしデイヴィス監督は「そのために無所属選手を獲得するようなことはしない」と明言しており、代役を補強する予定はないという。

筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images

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