一方、中国の攻撃は、『1人で攻めて、残り4人は傍観しているだけ。20秒ドリブルした挙句に無理やりシュートを打つ』と要約できた。

中国には日本のディフェンス陣を崩し続けることができる選手が誰一人としていなかった。

リバウンド、ターンオーバー、スティールのデータにおける劣勢は、アグレッシブさの欠如を物語るものだ。現代バスケの勝敗は、往々にして小さなデータの中に隠れている。中国はこの試合において、ほぼすべての詳細なデータで負けていた。

中国は2メートルを超えるインサイド選手を3名擁しながら、リバウンドで日本に抑え込まれた。

これは中国バスケの身長の優位性に問題が生じたのではなく、チーム全体のスクリーンアウトの意識とルーズボールへ飛び込む積極性が、まだ決勝進出レベルに達していないということだ。

スティールの差は、中国のディフェンスが日本の攻撃に対して、ほぼ何のプレッシャーも与えられなかったことの裏返しでもある。

日本に2ヶ月間で2度も惨敗しているが、問題が解消されていない。コーチ陣の対応力、チームの精神的なタフさ、戦術の古臭さなど、あらゆる面で『赤信号』が灯っている。

目の当たりにしたのは、単なる敗戦ではなく、チームの技術・戦術システム全体が機能不全に陥っているという現実だ」

日本はリバウンド(47-41)、ターンオーバー(7-3)、スティール(6-2)のすべてで中国を上回った。

中国としては八村らが不在の日本に完敗したことで、チームが深刻な状況にあると危機感を抱いているようだ。

筆者:井上大輔(編集部)
画像提供:Getty Images

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